【随時更新:Visit Japan Webの登録方法を徹底解説】海外から日本への入国・帰国の最新情報!(8月31日更新) 

公開日 : 2023年03月01日
最終更新 :

<8月31日更新>
2023年4月29日午前0時(日本時間)より「検疫手続(ファストトラック)」ボタンは削除されました。これにより、日本帰国時のVisit Japan Web登録は不要となりました。現在は、Visit Japan Webにて日本入国時の「税関申告」を行えます。必要な情報を登録することでスピーディに入国できます。

以下の内容は2023年2月の取材時のものです。最新情報は「Visit Japan Web」の公式ページをご確認ください。

常に見直しや変更が行われている日本入国時の水際対策。2022年11月には、入国手続オンラインサービス「Visit Japan Web」に、これまで「My SOS」で提供していた「検疫」機能が追加され、日本へ入国・帰国する際の手続きが、よりスムーズに行えるようになりました。
この記事では、日本の入国手続きの時短化に欠かせない「Visit Japan Web」の登録・利用方法について、2023年2月にタイに渡航した際の実体験をふまえて解説します。

「Visit Japan Web」とは?

「Visit Japan Web」とは、簡単にいうと「日本入国前にワクチン接種証明書類(または陰性検査証明書)をアップロードし、承認を受けておくシステム」。事前に申請しておけば、日本入国時にスムーズに検疫を済ませることができます。

以前は、日本入国前に機内などで「携帯品・別送品申告書」を手書きしておき、「My SOS(検疫事前登録)」を利用して検疫を済ませる方が多かったかと思いますが、「Visit Japan Web」を利用すれば、「検疫」、「入国審査」、「税関申告」をひとつのサイトで申請できるようになりました。

ちなみに「My SOS」はアプリでしたが、「Visit Japan Web」はその名の通りウェブサイト。(※現在「My SOS」は終了)

あくまでも利用は任意となっていますが、入国時の手続きをスムーズに行うことができるだけでなく、日本行きのフライトのチェックイン時に「Visit Japan Web」の画面を提示するように言われる可能性もあるので、登録しておくことをおすすめします。一度登録しておけば、日本入国時に新たに登録する必要もありません。

現時点では、「成田国際空港・羽田空港・関西国際空港・中部国際空港 福岡空港・新千歳空港・那覇空港」で「Visit Japan Web」が利用できます。

登録に必要なもの

「Visit Japan Web」の登録を行うには、
1. インターネットにアクセスできるPCやスマートフォン
2. パスポート
3. 日本政府が認めたワクチン接種証明書または(出国前72時間以内の)陰性検査証明書
が必要です。
4.日本帰国便の航空会社名、便名
も入力するので、控えておくとスムーズ。

登録はスマートフォンのほか、PCからも可能ですが、入国時にQRコードの表示や接種証明の読み込みがあるため、スマートフォンで登録するのがおすすめです。後述するスクリーンショットの撮りやすさや提示しやすさを考えても、スマートフォンが便利です。

ワクチン接種証明書は、「氏名、生年月日、ワクチン名またはメーカー名、ワクチン接種日、ワクチン接種回数」が明記されていること、ワクチンを3回接種していることが条件となります。

ワクチン未接種、また有効なワクチン接種証明書を持っていない場合には、搭乗72時間前以内にPCR検査等を受け、医療機関などで発行された陰性証明書を用意する必要があります。

登録の流れ

「Visit Japan Web」の登録方法について、4つのステップに分けてご紹介します。
流れを確認しながら、実際に登録してみてください。

ステップ1:アカウントを作成する

「Visit Japan Web」公式サイトhttps://vjw-lp.digital.go.jp/を開き、トップページの「今すぐ利用する」下のURLから「新規アカウント作成」を選び、次に進みます。
メールアドレスとパスワードを設定すると、入力したメールアドレスに6ケタの認証コードが送られてくるため、コードを入力して登録します。

ステップ2:利用者情報を登録する

ステップ1で設定したメールアドレスとパスワードを再度入力し、「利用者を登録」の項目で「本人の情報」を選択します。
次へ進み、「日本政府発行のパスポートの有無、パスポート情報」を入力します。
(※名前や旅券番号などは、パスポートの表記通りに入力するようにして下さい。「日本での連絡先」の項目もありますが、このあとのステップ3でも日本での連絡先を入力するので、ここでは空欄のままでも大丈夫です)

ステップ3:入国・帰国の予定を登録する

「入国・帰国の予定を登録」の下の「新規登録」を選択し、日本への入国・帰国予定日や航空会社名、便名を入力します。
引き続き、「検疫手続・入国審査(日本人は不要)・税関申告」を行う場合は次へ進み、終了する場合はホーム画面に戻ります。

ステップ4:検疫手続き(ファストトラック)をする

「Visit Japan Web」のトップページにてステップ3で登録した予定を選択し、「検疫手続(ファストトラック)」をタップします。
画面を下までスクロールし、「ワクチン接種証明書」をタップしたあと、指示に従って3回目のワクチン接種証明書をアップロードして下さい。(※ワクチン3回未接種の人は、72時間以内の陰性検査証明書をアップロード)

証明書がアップされると、トップに「審査中」と赤い画面が表示されます。
その後、申請が下りて「審査完了」と青い画面に変われば、登録は完了です。
(ちなみに筆者の場合、夜23時頃に証明書をアップし、翌朝7時には画面が赤色から青色に変わり、審査完了となっていました。登録したメールアドレスに「ワクチン接種証明書登録完了のお知らせ」というメールも届きました。)

なお、検疫手続き(ファストトラック)の申請期限は、日本到着の6時間前までとされています。
申請数が多いときは審査完了まで時間がかかるそうなので、時間に余裕を持って申請するようにしましょう。

日本帰国時・到着後の流れ

検疫手続き(ファストトラック)

日本に到着したら、降機後、空港でステップ4の「検疫手続き(ファストトラック)」で申請した「審査完了」の青い画面を係員に提示する必要があります。

サイトを読み込むのに時間がかかってしまうこともあるため、すぐに提示できるようスクリーンショットを撮っておくのがおすすめです。

(ちなみに筆者は2023年2月タイから日本行きのフライトのチェックイン時に、つまりタイの空港のチェックインカウンターで「ワクチン接種証明書」の提示を求められたため、スマートフォンの「接種証明書アプリ」の画面を提示しました。このようなケースに備えて、ワクチン接種証明書や陰性検査証明書をすぐに取り出せるor提示できるように準備しておくのが安心です)

税関申告

税関申告は「Visit Japan Web」上で携帯品・別送品申告書に必要な情報を登録すると、空港にある電子申告端末での手続き後、税関検査場電子申告ゲートを通過することが可能となります。

「携帯品・別送品申告書を紙で渡した方が早い」「電子申告端末は並ぶ」というウワサも耳にしましたが、スマートフォンで入力が楽&電子申告端末でQRコードとパスポートのスキャンはすぐに完了したので、「Visit Japan Web」を利用した電子申告も使い勝手がよいな~というのが個人的な印象でした(時間帯や利用空港にもよると思いますが……。個人的には手書きより、スマホ入力のほうが楽でした)。

まとめ

「Visit Japan Web」の使い方や登録方法をメインに、日本への入国・帰国の流れについてご紹介しました。
検疫で証明書の確認などには時間がかかることも考えられるため、渡航の際に「Visit Japan Web」はぜひ登録しましょう。
なお入国の時期や空港、エアライン等によって対応が変わる可能性がありますので、「Visit Japan Web」のウェブサイトや渡航国の状況、搭乗便の情報を随時チェックしてください。

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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