【ロンドン】ちょっぴりマイナーな観光スポット
こんにちは! 今日はロンドンまで出掛けてきました。
ギルフォードから電車で僅か40分という位置関係上ロンドンにはよく赴くのですが、それでも、何度行ってもやっぱりロンドンは楽しい。今回はそこで見てきた「ガイドブックのメインにはならない、だけど興味深いスポット」を書いていこうと思います。
◆クレオパトラの針(Cleopatra's Needle)◆
まず、今日はすごく曇天でした! 写真が少々ぱっとませんが、これもロンドンということで。そんな上の写真が「クレオパトラの針」です。テムズ川沿い、エンバンクメント(Embankment)駅の近く。地図上のイメージとしては、ロンドン中心部、ちょうどテムズ川が直角に曲がる辺りです。もともとはカイロにあったものが、1819年、エジプト総督ムハンマド・アリによって英国に寄贈されたそうです。と言っても、輸送の問題などから、この場所に正式に移されたのは1877年になってからのことだといいます。
そんな「クレオパトラの針」の脇の道路に設置されたベンチも、よく見ると素敵なデザインだったりします。
◆エレナー・クロス◆
「クレオパトラの針」からは徒歩15分ほど。次に訪れたのが、この写真に写っている、「エレナー・クロス」です。エドワード1世が妻エレナーの死を悼んで建てた十字架のレプリカだといいます。
場所は、チャリング・クロス(Charing Cross)駅のちょうど外側。チャリング・クロスはトラファルガー広場の最寄り駅であることで有名な駅です。地下鉄の出口がいくつかあるのでわかりづらいかもしれませんが、「エレナー・クロス」があるのは鉄道駅出口の外側になっています。
ついでに、チャリング・クロスは、「ロンドン」の中心でもあります。どういうことかというと、「ロンドンから××km」といった距離表記の、その起点となっているということ。またGoogleマップで「ロンドン」を検索したときに中心に表示されるのが、チャリング・クロスだったりするそうです。
◆トラファルガー広場前の信号機◆
トラファルガー広場は「エレナー・クロス」からすぐ近く、徒歩数分といった距離です。上の写真は、そのトラファルガー広場周辺の、歩行者用信号機。ロンドンでは毎年夏、「Pride in London」というLGBTのプライドや権利を訴える催しが行われていますが、この信号機は2016年のパレードに先立って設置されたのだといいます。この写真のマークだけでなく、性の多様性を表現した様々なデザインが、それぞれの信号機に採用されています。
◆ブーディカ女王像◆
それから今日、最後に書くのが「ブーディカ女王像」。ロンドンには数えきれないほどの銅像がありますが、そのなかでも「ブーディカ女王像」は躍動感があり、そしてローマ時代との繋がりを示す、重要な銅像だと思います。(個人の感想)
場所は、国会議事堂の横、ウェスタミンスター・ブリッジの端。ウェストミンスター・ブリッジは、ニュースの中継などで英国国会議事堂が映し出されるときに、レポーターの人がよく立っている場所です。
1902年に完成したこの像は、古代ローマの時代、ローマ軍の侵略に抵抗して戦ったイケニ族の女王がモデルになっているのだと言います。「ローマ軍に服従はしない。勝つか死ぬかの二択だ」という、誇り高い姿勢を貫いたブーディカ女王。ヴィクトリア時代に関心が高まり、彼女の像が作られるに至ったのだそうです。
◆まとめ◆
以上、ロンドン散策でした! 記念碑や歴史的遺産が満遍なく散りばめられた街、ロンドン。この他にも、「マイナーだけれどお薦め」といった場所は数えきれないほどあります。ロンドンを訪れる際には、そんな寄り道もぜひしてみてくださいね! 私ももっと、深く広く、ロンドンを見ていきたいなと思います。
◆参考資料◆
中村久司 (2014) 観光コースではないロンドン:イギリス2000年の歴史を歩く. 株式会社 高文研
森正人(2012) 歴史発見!ロンドン案内. 株式会社 洋泉社
Mayor of London (2016) Diversity pedestrian traffic signals unveiled in support of Pride. https://www.london.gov.uk/press-releases/mayoral/diversity-pedestrian-traffic-signals
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