ホーチミンってこんなとこ 〜赤ちゃんの生誕1ヶ月祝い〜
今回は『ホーチミンってこんなとこ』と題して、ホーチミン生活において初めて知ったことを書いていきます。
まず、第一弾は"赤ちゃん"について。
(ホーチミン...というかベトナム国内の常識かもしれないです)
日本では、子供を出産すると、出産した病院や自宅に親族や友人が訪れ出産のお祝いをするのが一般的ですよね。
ベトナムでも出産後のお祝いはもちろんしますが、日本のように病院に訪れてお祝いしたり・産後すぐに自宅に訪れる...というケースはあまりないようです。
ホーチミン(というかベトナム)では、産後『1ヶ月』と『1年』にお祝いをします。
1ヶ月祝いは赤ちゃんのお披露目会のような感じ。
1年祝いは昔は生まれて間もなく亡くなる赤ちゃんが多かったため、一年間無事で過ごせたことを祝うそうです。
どちらのお祝いも盛大に行う家が多いようですね。どれくらい盛大かというと、ちょっとした結婚式くらい。
今回初めて招かれた、赤ちゃんの出産後一ヶ月祝いには60〜70人の家族や友人が訪れていました。
想像以上の人数に驚かされました...
お祝いの席では、訪れると赤ちゃんを抱くよう薦められました。
赤ちゃんをみんなに抱っこしてもらいたいというより、赤ちゃんの良い運をみんなで分け合うような感じでしたよ。
そして、お祝いの席なので豪華な食事が振る舞われます。
今回訪れたところでは、ケータリングで料理と配膳係を雇っていて、自宅の中なのにまるでレストランにいるような雰囲気。
肝心なのがご祝儀。
ご祝儀は赤ちゃんを抱いたママが各テーブルを回って挨拶をするので、そのタイミングで渡すのがスマートだと思います。
今回初めて知ったのですが、日本ではご祝儀は出席する家族単位で一つの祝儀袋にまとめて入れますが、ホーチミンでは参加者の人数分で別々の袋にお金を入れ、封筒には名前を書いて渡していました。もちろん子供の参加者も頭数に入れます。
ご祝儀の相場は、参加者の年齢や関係性などで異なるそうで30〜50万ドンくらい。
日本人が出席する会社の部下や同僚のお祝いの場合は、50万ドンが妥当かと思います。
食事の後はカラオケで盛り上がるのがベトナム式。
すでに準備万端のようですね。
そして、これはホーチミン(ベトナム国内?)のあるあるですが、ベトナムの式全般はなんとなく始まってなんとなく終わります。
招待された時に、何時開始と言われてもその時間に集まっているのは半数程度。
徐々に人が増えていき、開始から1~2時間後に満席状態になります。
終わりもはっきり決まっていなく、食事を終えたら徐々に帰り始めます。
今回は、ベトナムのお祝いの席に初めての参加でしたので、言葉の壁などちょっとした不安があったのですが、お酒が入るとみんなとても陽気。
言葉なんて話せなくても、なぜか意思の疎通が取れている...ような雰囲気で、なかなか楽しかったですよ!
ぜひ機会があれば、嫌厭せず積極的に参加してみてはいかがでしょう (^▽^)
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