今が旬! カルソッツ(焼きネギ)
カルソッツとは、日本ねぎのような長ネギを焼いて、真ん中のとろりとした部分を食べる、カタルーニャ独特のネギ料理です。
カルソッツは長ネギのように見えるのですが、玉ねぎの種類だそうで、冬が旬。
ねぎを焼くときは、通常薪などを使って屋外で焼くので、町中のレストランで食べられるところは少なく、一般に郊外のカルソッツ専門のレストランに行って食べるようですが、先日行ったレストランは、市内なのに本格的でおいしいカルソッツが食べられました。
あまり観光客が行くような場所からは離れていますが、アイシャンプレ地区の一角です。
レストランの名前は,上のトレードマークの絵の通り、 L'Antic de Villarroel。
Fornというのは、かまど、またはオーヴンの意味。
1999年創業だそうですから、そこまで古くはないのですが、店内は改装されていてまずまず。ただ椅子がちょっと座り心地がよろしくない。
ここはお昼の定食メニューが毎日変わり、その日はカルソッツが入っていなかったので、それだけ別に頼みました。
1時くらいに行くと、まだほとんどお客さんは入っていません。このあたり、オフィスもたくさんあるので、お昼休みの2時ころから混み始めます。
大きな窓からキッチンがよく見えて、カルソッツを焼いていたので、写真を撮らせてもらいました。
ガス火のようですね。
前菜は結構ボリュームのあるものも多く、メインはお肉なので、前菜を2種類とることにしました。そういう自由が利くのもうれしい。
初めにお店のサービスで、揚げたてのパタタ・ブラバが出ました。
フライポテトにピリッと辛いブラバソースがかけてあるもので、これもカタラン料理の一つ。
ついてきたパンがまたおいしくて、外側はかなり固めなのに、中はふわっとしていて味わいのあるパンです。
前菜にはオニオンスープを頼みました。パンが2切れも入っていて、結構なボリューム。体が温まります。
さて、こんがりと焼けたカルソッツが来ました。
瓦のようなお皿に盛ってあります。アーモンドベースのロメスコソースがついてきます。
これは周りが焦げていて皮をむくとき汚れるので、エプロンと手袋がついてきます。
葉の部分を持って、根元のほうをつまんで引っ張ると、中身がするりと抜けます。(抜けるはず) それをロメスコソースにつけて、長いまま上を向いて口の中に入れて食べるのです。
2人で14本もついてきましたが、いくらでも食べられそう。
ソースはとてもおいしいので、あとでパンにつけるために残しておいてもらいました。
カルソッツを完食した後は、メインの代わりに頼んだ前菜のナス料理。
見かけよりしつこくなくて、なかなかいいお味でした。
デザートはいろいろありましたが、パンナコッタを頼んでみたら
私には上のイチゴソースがちょっと甘すぎました。
普通のお昼の定食メニュープラスカルソッツで、チップを入れても19ユーロはなかなかお得ではないでしょうか。
あとでこのレストランのHPを見たら、タルタルステーキがスペシャリテの一つに入っているのです。この次行ったら試してみたい。
いわゆるカッコイイレストランではないけれど、味はとてもいいので、おすすめです。
L'Antic de Villarroel Villarroel,182 www.lanticfornvillarroel.com
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