プラハのベトナム、SAPAに行こう!

公開日 : 2023年04月05日
最終更新 :

本記事ではプラハ4区にある、期待を越えるベトナムマーケット、SAPA(サパ)を紹介します。

■サパとは
サパの名前はベトナムにある町の名前に由来していますが、チェコでSAPAと言えばチェコ人は誰でもが知っていると言っても過言ではない、「ベトナム人街、ベトナムマーケット」として知られています。
このマーケットは、一般人も買える食品売り場や、お寺、レストラン、その他美容室や小さな会社が沢山点在しているのですが、メインの仕事は「ヨーロッパで一番大きいベトナムB2B用の卸売市場」として頑張っています。ですので、チェコ周辺国からベトナム人が大きなバンの車を運転して、この市場で大量の食品や商品を車に積んでいる姿をよく目にします。

■チェコのベトナム人
チェコ以外の他国では中国人が多いイメージを皆さん持っているかもしれません。しかし、実は旅行者以外でチェコにいるアジア人のほとんどはベトナム人なのです。
1000千万人のチェコの人口に対して、ベトナム人はなんと8万人もいます。ちなみにチェコのコンビニのほとんどはベトナム人が経営しており、その数2000件と言われています。ベトナム移住者は外国人ではなくマイナーチェコ人として認識されているのです。
共産主義時代にベトナムも共産圏であったことから、当時のチェコスロバキアへの移住が比較的容易だったようで、現在はそのベトナム移民の第三世代がネイティブチェコベトナム人として活躍しています。

■ベトナム人街 SAPA
そんなサパには様々な魅力があります。
まずは「完全にベトナムへ来た」と感じられるところです。仕事をしている人とメインの顧客はベトナム人です。ローカルのチェコ人が外国人旅行者に見える程、プラハの中心地とは違い、ベトナム人しか見えません。
次に、店の作り、商品、食べ物、その空気の匂い全てがベトナムらしい、というところです。決して衛生的とは言えない店やレストランに身を置くと、「本当にアジアだ、、」という感覚に陥ってしまいます。

そして最後に、プラハ中心地では食べられない最もローカルなベトナム料理、日本でも買えなそうなアジアン食材が購入できることです。サパには20〜30程の屋台食堂があります。どこが美味しそうかを探すこともイベントの一つになるかもしれません。
食材市場では、ドイツなどから直送で運ばれてきただろう生きた魚や蟹などが売られていますし、見たこともない野菜や加工食品が売られていて、アジア人としてテンションが上がってしまいます。

■マーケットの状況
英語やチェコ語が不慣れな方が多いのか、話すことにシャイな感じがしますが、ここにいる皆さんはとても優しい感じがします。私は何度もここに来ていますが、昔から全く変わることない盛況ぶりで、特に嫌な思いもしたことはありません。
車ではなくバスなどでここに行く人は、マーケット内がとても広いので沢山歩くかもしれません。食事などの時間も含めてトータル2ー3時間くらい楽しめるかなと思います。

■まとめ
一般的には知られていないチェコにおけるベトナム文化。そのビジネスのメッカがここにはあります。ヨーロッパに来てベトナムに行く、そんな面白い状況を裏切ることない体験がここではできるでしょう。是非ランチやアジアン食材の購入にはお勧めです。

ウェブサイト:
https://www.sapa-praha.cz/

筆者

プラハ特派員

ART SURVIVE BLOG

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