次の台南旅行で行くべきスポット5選！ローカルグルメに台南みやげ、アートスポットまで

夏の台南でハズせないのが地元産の愛文マンゴーをどっさり使ったマンゴーかき氷！毎年6月〜8月頃になると、あちらこちらのフルーツ店で楽しめます。裕成水果行は、数あるフルーツ店のなかでも確かな目利きに定評がある人気店。注文を受けてからカットするマンゴーは、芳醇でジューシー。ボリューム満点ですが、ぺろっといただけちゃいますよ。南部では定番のカットトマトもお試しを！ほどよい酸味のトマトに、甘塩っぱいショウガ醬油をつけていただきます。

細い路地を歩いていると目に入る「米糕」のかわいい看板。米糕とは“台湾おこわ”のことで、台南では餅米のうえにとろとろに煮込んだ豚肉や肉でんぶをかけていただきます。半熟の目玉焼き（荷包蛋）を追加注文して、黄身を潰しながらかき込むのもおすすめですよ！家族経営のこちらは、繁盛店ながら丁寧なサービスが評判で、台湾式の煮込み料理（滷味）、そうめんチャンプルーのようなカキと麺線の炒めもの蚵仔麵線（乾）もいち押し。米糕は売り切れ次第に終了となるので、お早めに！

1923年に生地問屋としてスタート。現在は4代目の楊子興さんが引き継ぎ、カラスミや台湾フルーツ、台湾スリッパ、漁師バッグ、マジョリカタイルなどの台湾文化を取り入れたオリジナルデザインを制作。バッグやノート、マグカップ、ソックスなどを販売しています。「台湾の伝統的なストーリーをおみやげに」という思いも込められ、各デザインのストーリーが書かれたカードを持ち帰れますよ。お店の周辺にあるオーナーのおすすめグルメを紹介したオリジナル冊子ももらえます！

美術館に一歩足を踏み入れると、白を基調とした非日常空間が広がり、暑い台南の夏を忘れるほどの開放感です。建物は、台湾の建築家である石昭永氏と、プリツカー賞を受賞した坂茂建築設計事務所によるもの。館内は無料Wi-Fi完備で、コインロッカーやスマホを充電できるスポットもあります。不定期で企画展を開催しているほか、2階には常設展「南薫芸韻」もあり、台湾南部に縁のある画家の作品を展示しています。日本統治時代には神社があったことから、美術館の裏には鳥居をモチーフにしたオブジェも。また、ここから徒歩約5分の場所にある「台南市美術館1館」もおすすめです。警察署を前身とし、台南州建築技師である日本人の梅澤捨次郎が設計しました。台南出身のアーティスト顏水龍氏や蘇世雄氏の作品を展示しています。

台南駅から徒歩約5分のこちらは、台湾式シャンプーやローカルスパを体験できる美容サロン。美容師はベテラン揃いで、地元の人たちが絶大な信頼を置く技術と、リーズナブルな価格設定です。店内に飾られた花は、いけばな小原流を習っていたオーナー王さんが市場で仕入れたもの。足をのばしてくつろげるチェアーやシャンプー台、タオルウォーマーは創業当時からメンテナンスを繰り返しながら使っている年代物です。地元ローカルな気分を味わいたい人はもちろん、旅の途中や帰国前に立ち寄って欲しい、アットホームな空間です。

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※当記事は、2023年6月22日現在のものです。

TEXT：『地球の歩き方Plat 台南』編集担当　（株）トラベル・キッチン　大西稚恵　　　
PHOTO：上原浩作、大西稚恵、©iStock

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