【台湾】台北から台中への高速バス移動体験記。バスチケット販売機でチケットを購入してみた!
新幹線や飛行機と比べて安くて気軽に利用できる台湾の高速バス。便利だと知っていてもチケットの買い方が分からなかったり、窓口で中国語でのやり取りが必要となると遠出も躊躇してしまいますよね。購入方法も窓口やバス会社のHP、アプリ、コンビニなどさまざまです。今回は日本語対応可能な自動券売機でチケットを購入し、台中へ行ってきました。その体験をシェアしたいと思います。
台湾の高速バス事情
台湾では各都市間を高速バスが走っていて移動にとても便利です。特に大都市の台北~高雄、台北~台中間は24時間運行しているバス会社もあるほどで、本数も多いため終日チケットが取れないほど混みあうということは旧正月や大型連休の時以外はありません。
通常時であれば、先々に予約をとっていなくても当日バスターミナルの発券機でチケットを購入することもできるので事前に計画を練らなくても気軽に利用できるのも高速バスの魅力のひとつです。
台北市内にはバスターミナルが5ヵ所ありますが、運行路線の数が多いのは台北バスターミナルと市政府バスターミナルの2ヵ所です。それ以外には台湾最大手のバス会社「國光客運」が台北駅からすぐ近くで「國光客運台北車站(國光客運台北バスターミナル)」を運営していて、空港行きや台北近郊の都市行のバスを運行しています。
台北最大規模「台北轉運站(台北バスターミナル)」
台北駅の北口にある台北バスターミナルは50近い路線があり、主要都市以外はもちろん地方都市もカバーしています。建物は1階がチケット売り場で2~4階がバス乗り場になっています。そのほか地下には台北駅とつながっている地下通路やフードコートがありコンビニや土産店も充実しています。
- 住所
- 台北市市民大道一段209号
中~短距離高速バスがメイン「市府轉運站(市政府バスターミナル)」
MRT市政府駅の真上に位置するバスターミナルで乗り換えに便利なのが特徴です。約20近い路線は台北近郊をはじめとした短距離、中距離路線のバスが多く発着しています。ターミナル内にはコンビニがあるので、道中のおやつや飲み物を買うことができます。
チケット売り場と購入方法
筆者が利用した台北バスターミナルでは、どのバス会社を利用する場合でも、まずは1階でチケットを購入する必要があります。今回は「國光客運」のバスを利用するので、コンビニHi Life横にある國光客運自動券売機でチケットを購入しました! この会社の自動券売機は言語選択で日本語が選べるので、台湾での高速バス初心者にもおすすめです。
次に枚数を選択します。國光客運の台中行き大人運賃は270元(約1290円)です。一般(全票)は大人、半額(半票)の対象者は「65才以上の台湾身分証明書保有者・障がい者手帳保有者とその付き添い1名・身長115㎝~150㎝の児童若しくは4歳以上12歳未満の児童」です。
座席を使用しない4歳未満の乳幼児のチケットは無料ですが、大人の付き添いが必要です。大人1名につき、乳幼児2名まで無料となります。
台中行きの場合、本数も多く旧正月当日(2024年2月10日)の出発30分前に購入したのですが、10席以上空きがありました。
國光客運自動券売機は現金での支払いはできません。交通系ICカード悠遊カード(EASY CARD)や一卡通(iPASS)、クレジットカードでの支払いが可能です。今回は悠遊カードで支払いました。カードのチャージはMRTまたはコンビニのレジでできます。
レシートタイプの薄いチケットなので、失くさないように気を付けましょう。
バス乗車までの流れ
チケットを無事購入することができたら、あとはバスに乗車するだけです! 台北バスターミナルは2階~4階までにいくつものバス会社が乗り入れているので、チケットを購入したバス会社を探しましょう。
國光客運は2階と4階に乗り場があるので、ご自身のバスがどちらから発車するのか間違えないようにしましょう。ターミナル内にはいたるところに電光掲示板があるので、発車口などをすぐに確認できて便利です。
ターミナル内にはコンビニをはじめパン屋や土産店もあり待ち時間も退屈せずに待てます。台湾のMRT内では飲食禁止ですが、高速バスでは飲食がOKなので、弁当などを買って車窓の移り行く景色を見ながら食事を楽しむのもいいですね! 筆者のおすすめはコンビニで買うことができるホクホクのサツマイモです。匂いがきつくないので車内で食べるのにピッタリです。
この日の利用者は10名ほどということもあり終始静かなバス旅行となりました。旧正月ですが行き帰り混雑や渋滞にも見舞われずほぼ予定通りの時間に着きました。
筆者が感じた國光客運自動券売機で購入のメリットとデメリット
メリット
何といっても日本語に対応しているのでスムーズにチケットを購入できるのがメリットです。通常コンビニの端末でバスチケットを購入すると手数料がかかるのですが、國光客運自動券売機で購入するとその手数料も取られません。
デメリット
筆者が知る限り國光客運自動券売機は台北バスターミナル、南港バスターミナル、桃園空港など設置場所が限られているのがデメリットに感じます。また、機械が自動的に席を割り振るため座席指定ができないのも気になるかもしれません。
まとめ
台湾にはたくさんのバス会社があり、会社によって特徴やサービスが異なります。筆者が以前利用したことがある「統聯客運」の台中行は今回利用した國光客運より20元(約95円)高いのですが、座席が少し広いので、ゆったりバス旅を楽しみたい方にはおすすめです。
台湾ではスピードを出すドライバーも少なくないため、乗車中は必ずシートベルトを着用し、快適なバス旅を楽しんでくださいね。
監修:地球の歩き方
筆者
台湾特派員
みみ
2020年7月より台湾生活開始。ライター・ブロガー・日本語教師として活動中。
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