【トルコ】ヨーロッパとアジアの文化の交差点、魅惑のイスタンブール:特派員による人気観光地おすすめランキング

公開日 : 2023年09月29日
最終更新 :
筆者 : kaede

こんにちは。実は先週、トルコはイスタンブールに行ってきました!イスタンブール自体は3度目だったのですが、職場のトルコ人の友人がこれでもかというくらいおすすめ情報を送ってくれたので、過去最高の旅になりました。せっかくなので地元民からの推しスポットを日本の皆さんにも共有させていただければと思います。今回は主要観光スポットを個人的に気に入ったランキング形式で、次回はおすすめをもらった中で実際に行って美味しかったレストラン・カフェをご紹介したいと思います。

第1位:Basilica Cistern

今回、何と言っても一番感動したのはこちらのスポット、Basilica Cistern(バジリカ・シスターン)です。ハギア・ソフィアからごく近くにある6世紀にビザンチン帝国皇帝によって作られた地下の貯水池で、美しい柱が整然と並ぶ様子は地下宮殿のようです。ビザンチン帝国時代にコンスタンティノープルに水を供給していたこちらの貯水池は、現在でも少し水が残っています。とても幻想的な空間で、有名なメドューサの頭の柱もここにあります。お金を払っても訪れる価値がある観光スポットです。

【お役立ち情報】公式オンライン・サイトでチケットを買うと、長蛇の列をスキップできるので、絶対にあらかじめ購入しておいて下さい!大人気のスポットなので(更に地下で敷地が限られているため)地上の行列がえげつないです。

とても神秘的な空間です
とても神秘的な空間です

第2位 : Grand Bazzar

Grand Bazzar(グランド・バザール)は世界でも最大、そして最古の屋根付きマーケットの一つです。オスマン帝国がコンスタンティノープルを征服したのち、15世紀にイスタンブール経済振興を目的にバザール中心部の建設が始められたそうで、とても歴史があります。建物も美しく、アーチ状の天井や柱はとてもエキゾチックで見ていて飽きません。中近東のマーケットは場所によってはしつこく声をかけられるので苦手なのですが、イスタンブールのマーケットは商人もマイルドで、買わないならいいよ、と言う感じであっさり目のため、比較的ゆっくりお買い物ができてよかったです。とても広いので、一度見失うと同じお店を再び見つけるのが大変です。21世紀に入って随分たつのに「バザールでござーる」と声をかけてきてくれた商人がいたのは若干嬉しかったです。

【お役立ち情報】全く同じものが色々な店で異なる値段で売っているので、ほしいものを決めたらいくつかのショップを比較してみるといいです。ちなみに、物によってはバザール外(街中)の方が価格が安かったりもします。(オールドタウンにあるホテルの近くでクッション・カバーと紅茶セットがバザール内よりも安く買えました)とはいえ、雰囲気抜群なので行く価値ありです。

天井のアーチが美しい
天井のアーチが美しい

第3位:Hagia Sophia

元々537年に東ローマ帝国により完成された教会です。その歴史の中でもイスラム征服後はモスク、十字軍制圧で教会に戻り、再びモスクになるなど、イスタンブールの街とともに歴史の変遷をたどっています。2020年からモスクとなっています(1935年以降は最近までミュージアムでした)。建物のドームの構造は教会建築を思い起こさせ、入口付近の天井にはキリスト教時代の聖母子画などが残っているものの、アラビア語のイスラム教のパネルや電灯などの装飾が施されていてモスクとなっている、その文化の交錯を体感できるのが素晴らしいです。

【お役立ち情報】現在は宗教施設となっているので、入場は無料。ただし、女性は髪の毛を覆う布と、足を隠す布が必要となります。入口付近でレストランの紙ナプキンのような素材のスカーフを購入することも可能ですが、あまりファッショナブルではありません。内部で素敵な写真を撮りたい場合は、あらかじめ膝下まであるスカートまたはズボンをはいていくこと。そして、お気に入りのスカーフを持っていく、またはハギア・ソフィアに入る前にお土産物屋さんなどで購入するのも観光の思い出になっておすすめです。

教会建築とモスク装飾の融合
教会建築とモスク装飾の融合

第4位:Topkapi Palace Museum

ご存じオスマン帝国の栄華を集約したTopkapi Palace(トプカプ宮殿)。コンスタンティノープルの陥落後、征服王スルタン・メフメト2世の命令によって1459年に建設が始まり、オスマン帝国が滅亡する1923年まで帝国の中枢であり続けました。(スルタンが居住していたのは1856年まで)宝物館には宝石をあしらった数々の装飾品や美術工芸品や海が見える見晴らしの良いテラスがあり、圧巻です。また、宗教聖遺物の建物にはモーセの足型や洗礼者ヨハネの頭蓋骨、預言者ムハンマドのひげなど、かなり驚きの品々があり印象的でした。個人的には追加チケットが必要になる後宮(ハレム)が比較的人が少ない上に装飾などが繊細で美しく、見ごたえがありました。

【お役立ち情報】責任はとれませんが、筆者は昼過ぎに行ったところ大変混雑しており、宝物館など人垣をかき分けてお宝を見るという感じでした。夕方帰るころにはかなり人が減っていた印象なので、遅めの午後に行くのがいいかもしれません。(広大で見るものが多いので閉館時間には注意してください)と、書いたところで検索してみたら、どうやらこの情報は正しいようで、早朝か午後遅くがおすすめと書かれていました。

豪華絢爛なハーレム内部
豪華絢爛なハーレム内部

第5位:Blue Mosque

「Blue Mosque(ブルーモスク)」は正式名称をスルタン・アフメド・モスクといい1609年から1617年にかけて建設されました。オスマン建築の最も典型的な建物として観光客に人気があります。外側も壮観ですが、内部の美しいタイルやステンドグラスは訪れる者の心を惹きつけてやみません。ちなみにハギア・ソフィアと同様、夜にはライトアップされますが、予想に反してブルーではなく赤っぽくなります。

【お役立ち情報】こちらもハギア・ソフィアと同じく入場は無料ですが、どうやらこちらのモスクではスカーフなどの貸し出しがあったようです。(ブルーモスク、と書いてある衣を来た観光客がたくさんいたので)

ブルーモスク、入口付近
ブルーモスク、入口付近

第6位:Galata Tower

「Galata Tower(ガラタ塔)」は1348年にジェノバ人によって建設された石造りの見張り塔で(当時コンスタンティノープルにはジェノバの植民地があった)、高さは66.9メートルです。一時は牢獄として使用されたり、大火に見舞われたりもしつつ、修復を繰り返して現在はミュージアムとなっています。

【お役立ち情報】ガラタ塔は中に入るのが長蛇の列となっていますし、エリアも大変混み合っていますが、隣にあるアネモン・ホテルという建物のルーフトップバーが穴場となっており、喧騒を逃れてガラタ塔ビューを楽しみながらワインやビールを楽しめるのでおすすめです。午後6-9時頃のピーク時間でなければ予約なしでよさそうとのこと。(現地友人からの情報でした)筆者は週末の3時頃に予約なしで普通に入れました。

アネモン・ホテルからの眺め
アネモン・ホテルからの眺め

おまけ:Cihangir

イスタンブールは本当に猫に優しい場所で、そこかしこに猫の餌のカリカリや水などが置いてあるのですが、こちらのCinhangirというおしゃれなカフェがたくさんあるエリアでは特に猫がのさばっていてかわいかったので、猫好きの方はぜひ訪れてみてください。

猫天国
猫天国

次回は魅惑のトルコ料理、現地の人のお薦めレストラン・カフェで実際に行ってみて美味しかったお店をご紹介します。お楽しみに。

筆者

イギリス特派員

kaede

アフタヌーンティーやロイヤルファミリーだけではない、多様性あふれる、ダイナミックでゆるーいロンドンの姿を紹介していきます。自分の友達が遊びに来たら連れていきたい、真のおすすめスポットのみ掲載していくのでぜひご覧ください。

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