一時的な国境規制

公開日 : 2023年10月31日
最終更新 :

ヨーロッパのシェンゲン加盟国では(加盟国のほとんどはEUに入ってます)移動が自由です。つまり、一度シェンゲンエリアに入る事ができれば(その時は国境や空港でパスポートチェックが行われます)、多くのヨーロッパ国内の移動が自由になります。

今年の1月にクロアチアがシェンゲンエリアに入り、スロベニアへの移動がだいぶ楽になりましたが、10月21日の0時から国境規制が始まりました。イスラエルとハマスの戦争、テロを防ぐため、または移民を防ぐための言われております。

スロベニアはオーストリア、クロアチア、イタリア、ハンガリーに国境が接していて、各国の国境で検査が行われている状況です。今まではイタリアのIKEAに行こう、ザグレブの空港に行こうという時1時間半以内で行くことができたのに、本当にヨーロッパに住んでいると、他の国の戦争などの影響を直に受けるなと思い知っております。

クロアチアの国境

外国人はスロベニアへ陸路そして鉄道で入国する際には、決まった場所をいかないといけないと決められています。個人的には、こんなに国境検問所があったんだと驚きました。下のリンクでそれぞれが見られます。

https://www.gov.si/novice/2023-10-20-prehajanje-meje-s-sosednjimi-drzavami/ 

私は国境規制初日にザグレブ空港へ自家用車で向かったのですが、スロベニアナンバーの車なのにクロアチアから戻る際止められました。前のスイスナンバーやオーストリアナンバーは止められなかったのに。。

その時は混んでいなかったし、違法滞在しているわけではないのでものの数秒で通してくれました。皆さんの場合も違法でない限り大丈夫だと思いますが、万が一混んだりすることを頭に入れておいておくといいと思います。

国境規制は延長が決定

当初は10月30日までと発表がありましたが、クロアチアとハンガリーの国境規制は11月19日まで延長、イタリアは2024年まで延長する予定だそうです。どの国境でもわずかでも違法にシェンゲンエリアに移動する方達が見つかっているようで、こういった結果になったそうです。

しかし、普通の観光客の方、滞在ビザを持っている方は大丈夫ですのでご安心を。安全にスロベニア、ヨーロッパの旅行を楽しんでくださいね。

筆者

スロベニア特派員

菊地 由貴

スロベニアの首都リュブリャナで現地ガイド、通訳をしています。現地の魅力や生活の様子をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。