初めてのニューヨークで訪れたい!鉄板スポット10選

公開日 : 2023年12月22日
最終更新 :

現在ニューヨークでは、ヨーロッパや全米から観光客が集まり、コロナ禍以前の賑わいを取り戻しています。

「初めての海外旅行はニューヨークにしようかな?」と考えている方は、あれこれ考えずまずは一度訪れてみることをおすすめします。ニューヨークには時代をリードする自由な発想や、前衛的なアートを柔軟に受け入れる空気があり、訪れたらきっと誰もがワクワクするはず。あなたの人生を変えるかもしれない、ポジティブなエネルギーに突き動かされることでしょう。ニューヨークには多くの見どころがありますが、今回は初めてのニューヨークで見るべきスポットを厳選しました。ぜひ、チェックしてくださいね。

1. まず見るべき!アメリカの自由の象徴「自由の女神」

移民の母ともいわれる「自由の女神」が右手に掲げる松明は、自由への道を照らすもの
移民の母ともいわれる「自由の女神」が右手に掲げる松明は、自由への道を照らすもの

初めてのニューヨークで訪れたいスポットナンバーワンは、何といっても「自由の女神」。自由の国アメリカを象徴し、多種多様な民族・文化を受け入れ見守ってきた包容力があります。

自由の女神は、ニューヨーク市とニュージャージー州の間の「リバティアイランド」にあり、見学するには大まかに下記のふたつの方法があります。

  • 【じっくり見たい方】は、「有料の観光フェリー」に乗船して上陸しましょう。アメリカの自由の象徴を間近で見れば、感動すること間違いなし。
  • 【サクッと見たいあなた】は、スタテンアイランド(Staten Island)とマンハッタンを行き来する、「無料の通勤・通学用フェリー」に乗りましょう。像の前を通りすぎるだけではありますが、想像以上にはっきり見られます。

自由の女神については、以下の記事も参考にしてみてください。自由の女神の見どころや大きさ、アクセスの仕方がわかりやすくまとめています。

2. ニューヨーク旅行随一の写真スポット「タイムズスクエア」

24時間輝く巨大なビルボード(広告掲示板)を背景にした、「赤い階段」での写真撮影はマスト
24時間輝く巨大なビルボード(広告掲示板)を背景にした、「赤い階段」での写真撮影はマスト

多くの人がニューヨークと聞いて思い浮かぶのが、巨大な広告掲示板が輝く「タイムズスクエア」でしょう。大晦日のカウントダウンが行われることでも有名で、観に集まる人の大部分は旅行客といわれています。世界的にも知名度の高い場所ゆえ、ニューヨーク旅行で最強の証拠写真スポットと言っても過言ではないでしょう。タイムズスクエアを眺められる、ファーザー・ダフィー・スクエアの「赤い階段」は、毎日1万3000人も上り下りしているそうですよ。

タイムズスクエア周辺の見どころや治安についての注意事項は、以下の記事も合わせてご覧ください。

3. エンターテイメントの最高峰「ブロードウェイ・ミュージカル」

「ブロードウェイ・ミュージカル」では、一流のダンスと歌唱力にうっとり
「ブロードウェイ・ミュージカル」では、一流のダンスと歌唱力にうっとり

ニューヨークを訪れるのなら、ぜひ見てほしい「ブロードウェイ・ミュージカル」。オーディションを勝ち抜いたダンサーたちのダンスに目を奪われ、圧倒的な歌唱力に心震わせ、豪華なステージ装置に目を見張ることでしょう。多くの舞台は英語がわからなくても楽しめますが、観劇前にストーリーを予習しておくと内容がより理解できますよ。初めて見るのであれば、セリフが多い演劇(Play)的なものより、ダンスや歌が多い「ライオンキング」や「アラジン」などが楽しめるでしょう。

「ブロードウェイ・ミュージカル」については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。上演中の人気ミュージカルや、お得なチケットの入手方法もご案内しています。

4. ニューヨーカーのオアシス「セントラルパーク」

マンハッタンのど真ん中を占める「セントラルパーク」。写真はベセスダの噴水
マンハッタンのど真ん中を占める「セントラルパーク」。写真はベセスダの噴水

ニューヨーク市マンハッタンのハート(心臓部)に位置し、ニューヨーカーのオアシスと呼ばれる「セントラルパーク」。縦は59丁目から110丁目の4㎞、横は5番街からセントラルパーク・ウエストの0.8㎞の広さで、 1万8000本の木々が空気を浄化し、200種類を超える鳥類が生息しています。

映画やテレビドラマのロケ地としても多く登場し、四季を通して絵になる「ベセスダの噴水」、摩天楼を眺めながら寝転べる「シープメドウ」、ビートルズのメンバーのジョン・レノンを追悼して設けられた「ストロベリーフィールズ」、映画に多く登場する並木道「ザ・モール」など有名ポイントが多数。広い公園内には美術館、動物園、スケートリンク、野外劇場などがあり、1日かけても回りきれないほどです。

セントラルパークで皆は何をしている?

入園料はいくら?
無料。ニューヨーク市は太っ腹ですよね。(美術館や動物園、回転木馬などは別途有料)
誰が来る?
ニューヨーカーのオアシスと呼ばれるように、ニューヨーク州在住者が69%。海外旅行客は16%と意外に少なめ(在住者から見ると、観光客ばかりのように見えます)。
人気(人出が多い)の季節は?
夏(7月が最多)が人気。
誰と来る?
ひとりが最多(63.4%)。物思いにふける場所なのかも。
何をする?
ウォーキング、散策、そしてただブラブラ。のんびりするのが目的。

5. 約100年間マンハッタンを上から見守る「エンパイア・ステート・ビル」

日により色が変わる夜のライトアップも美しい
日により色が変わる夜のライトアップも美しい

トリップアドバイザーの「2023年トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト」で、世界の人気観光スポット5位に選ばれた「エンパイア・ステート・ビル」。入場料は安くはありませんが、一度は86階の展望台に登ってみてください。あなたが歩き回ったニューヨークの街を、360度見渡すことができますよ。おすすめは日没〜夜景。エネルギッシュで迫力のある夜景にきっと感動することでしょう。

夜間のライトアップする外観も美しく、基本は白のライトアップですが、祝祭日や組織団体のリクエストにより色が変わります。ライティングスケジュールは、下記の公式サイトで確認できます。

「エンパイア・ステート・ビル」については、以下の記事も参考にしてみてください。子供だけでなく、大人も楽しめる観光コースをご案内しています。「エンパイア・ステート・ビル」を背景に、自撮りスポットも紹介していますよ。

6. 摩天楼を眺めながら空中散歩「ハイライン」

自然と親しむ空中公園「ハイライン」は全長2.3㎞、徒歩で約30分の距離
自然と親しむ空中公園「ハイライン」は全長2.3㎞、徒歩で約30分の距離

あふれる自然と摩天楼を同時に楽しめる「ハイライン」は、アメリカ初の空中公園。廃線になった高架鉄道を歩道にし、マンハッタンの最西部ガンズヴォート・ストリートから34丁目のハドソンヤードの全長約2.3kmを繋いでいます。摩天楼を横目に、徒歩約30分の距離もちょうどよく、約9mの高さからマンハッタンの街並みが見下ろせます。15万本以上の草木は自然に見えますが、すべて造園デザイナーによって植栽されたものです。

「ハイライン」については、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。ハイラインを歩いて、人気スポットをめぐる観光コースをご案内しています。ハイライン近辺の無料で使えるトイレの場所もわかりますので、要チェックですよ。

7. 911の悲しみを忘れないために「911メモリアル&ミュージアム」

メモリアルプールには、ワールド・トレード・センターのテロによる犠牲者の名前が刻まれている
メモリアルプールには、ワールド・トレード・センターのテロによる犠牲者の名前が刻まれている

9/11メモリアル&ミュージアムは、1993年2月26日と2001年9月11日に、ワールド・トレード・センターにおけるテロで亡くなった約3000人を悼み、忘れないための祈りの場所です。

かつてのワールド・トレード・センターのノースタワーとサウスタワーの敷地には、犠牲者の名前が刻まれたふたつのプールが設置され、鎮魂の水をたたえた慰霊碑になっています。毎年9月11日には追悼式典が行われ、慰霊碑に献花が捧げられます。犠牲者の家族が20年以上たってさえなお、突然奪われた家族を恋しく想う式典の様子が放映されているのを見ると、例年胸が痛みます。

世界を震撼させた同時多発テロ事件の祈りの場所は、旅行客には人気がありますが、痛みの記憶がまだ癒えない在住者にとっては、足が向かない辛い場所です。ここは追悼の場所であり、レジャー施設ではありませんので、どうぞ静かに犠牲者の冥福を祈ってくださるようお願いします。

8. 晴れた日に歩きたい「ブルックリン・ブリッジ」

晴れた日に川風に吹かれながら歩きたい「ブルックリン・ブリッジ」
晴れた日に川風に吹かれながら歩きたい「ブルックリン・ブリッジ」

ニューヨークといえば、摩天楼を背景に美しいアーチを描く「ブルックリン・ブリッジ」の夜景が思い浮かぶかもしれませんね。この橋は歩いて渡ることができますよ。

1883年に完成した「ブルックリン・ブリッジ」は、イーストリバーを越えローワーマンハッタンとブルックリンハイツを繋ぐ、アメリカで最も古い吊橋のひとつ。世界初の鋼鉄ワイヤー仕様の吊橋は全長約1.8kmで、徒歩で約20〜30分。ジョギングで約10〜15分。エンパイア・ステート・ビルディングやクライスラー・ビルディング、遠くに自由の女神など、ニューヨークの人気ランドマークを眺めながら、川風に吹かれて歩くのは最高の気分。天気のいい日を選んで渡ることをおすすめします。

9. SATCのキャリーも憧れた「ニューヨーク公共図書館」

1911年に開館した美しいボザール様式の「ニューヨーク公共図書館」
1911年に開館した美しいボザール様式の「ニューヨーク公共図書館」

世界で最も有名な図書館のひとつといわれる「ニューヨーク公共図書館」は、グランドセントラル・ターミナルやNY証券取引所、NY中央郵便局と同様のボザール様式で、館内は大理石でできており、天井の細工やシャンデリアの一つひとつが美しくため息が出るほど。世界一美しい読書室のひとつ「ローズ・メイン・リーディングルーム」は旅行者でも利用できますので、本を開いて過ごすのもいい思い出になるでしょう。

ニューヨーク公共図書館については、以下の記事も詳しく紹介しています。2008年の映画『セックス・アンド・ザ・シティ』で、キャリーが結婚式を挙げようと考えたのが、この図書館です。ライターの彼女ならではの思いつきだったのかもしれませんね。旅行者でも自由に入館できますが、学びの場ですので、邪魔にならないよう静かに見学しましょう。

10. ラグジュアリーブランドがひしめく「5番街」

年末のホリデーシーズンの「5番街」はとびきりゴージャス
年末のホリデーシーズンの「5番街」はとびきりゴージャス

ショッピングが大好きなあなたは、ラグジュアリーブランドが一挙に揃う「5番街」が楽しいかもしれません。

高級ブランドのティファニー、ルイ・ヴィトン、シャネル、グッチ、プラダなどウィンドウ・ディスプレーを眺めるのも楽しく、富裕層が愛用する老舗超一流デパートのバーグドルフ・グッドマン、アメリカの高級デパートチェーンのサックス・フィフス・アベニュー、トレンドを意識したブルーミングデールズなどのデパートをのぞくのも楽しいですよ。男性にはアップルストアやナイキ、スウォッチが人気。

5番街については、以下の記事でも詳しくまとめています。ラグジュアリーブランドや高級デパートのほかに、お得に買い物できるデパートのアウトレットについてもご案内しています。

また、ティファニー本店は2023年2月に約4年にわたる改装工事が終了してリニューアルオープンしています。以下の記事では、本店を取材してティファニーの歴史から各フロアの見どころ、商品価格などをまとめています。ぜひ、合わせてご覧くださいね。

はじめてのニューヨークだって、大丈夫!

ニューヨークを楽しむのに、英語は必ずしも必要ではありません。世界中から旅行者が集まるニューヨークは、楽しもうという気持ちさえあれば手を広げて迎え入れてくれる、懐の深い街なのです。英語に不安があれば、ニューヨーク在住の日本語ガイドによる観光ツアーを活用しましょう。

手頃な価格でお勧めのニューヨークみやげもご案内していますので、参考にしてくださいね。

日本語ガイドのツアーを利用しよう!

「海外旅行が初めてなので、まったく勝手がわからない」「英語が苦手だけど、どうやって楽しめばいいの?」「もし迷ったら?」など心配なあなたは、日本語ガイドツアーを利用すれば大丈夫。人気スポットを日本人のガイドが案内してくれます。以下の記事で、どんなツアーがあるのか確認してくださいね。

ニューヨークのおみやげはここで調達!

「ニューヨークでおみやげって何があるの?」と思ったあなたは、下記の記事をチェックしてください。手頃な価格でニューヨークの香りがするおみやげが探せます。

観光客に人気の「チェルシー・マーケット」で買えるおみやげについては以下の記事でまとめています。バラマキにぴったりなものや、自分に買って帰りたいおみやげがたくさん見つかるでしょう。ぜひ訪問前の参考にしてみてくださいね。

ニューヨークは、ほかにもメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館、ソーホー、チャイナタウン、グランドセントラルステーションなど多くの見どころがあります。多様な魅力にあふれたニューヨークに、ぜひいらしてくださいね。ニューヨークで、お待ちしています!

TEXT:ニューヨーク特派員 青山 沙羅
PHOTO:Hideyuki Tatebayashi
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監修:地球の歩き方

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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