【世界最大の美しいターミナル駅】ニューヨークのグランド・セントラル・ターミナルの歴史と見どころ
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公開日 : 2024年02月16日
最終更新 :

グランド・セントラル・ターミナルのグルメ・ショッピング

ロブスターロールの専門店「ルークス・ロブスター」(地階)
(C)Hideyuki Tatebayashi ロブスターロールの専門店「ルークス・ロブスター」(地階)
  • 「シェイクシャック」は常に行列(地階)

    「シェイクシャック」は常に行列(地階)

  • カップケーキとバナナプディングで有名な「マグノリア・ベーカリー」(地階)

    カップケーキとバナナプディングで有名な「マグノリア・ベーカリー」(地階)

  • 座れるスペースも多くあります(地階)

    座れるスペースも多くあります(地階)

  • ピザが食べたければ「プロヴァ・ピザバー」へ(地階)

    ピザが食べたければ「プロヴァ・ピザバー」へ(地階)

  • イーストビレッジの名店、ウクライナ料理の「べセルカ」の支店(地階)

    イーストビレッジの名店、ウクライナ料理の「べセルカ」の支店(地階)

グランド・セントラル・ターミナルには、食事ができるレストランや隠れ家のようなバー、「シェイクシャック」や「スターバックス」、「マグノリア・ベーカリー」、「ルークス・ロブスター」など人気店も揃っています。ファストフード店がある地階のフードコートには、無料利用できるトイレもあるので覚えておきましょう。

ショッピングでは、コンコースにある広い「Apple Store」、米アパレルブランド「バナナ・リパブリック 」、バス&ボディケアの「ロクシタン」、チョコレート・ショップなどがあり、のぞいていると時間が足りないほどです。

1. 旅情を感じるシーフード・バー「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」

クラムチャウダーも有名な「グランドセントラル・オイスター・バー」
(C)Hideyuki Tatebayashi クラムチャウダーも有名な「グランドセントラル・オイスター・バー」
赤いチェックのテーブルクロスが印象的なテーブル席
(C)Hideyuki Tatebayashi 赤いチェックのテーブルクロスが印象的なテーブル席
筆者はカウンター席が好きです
(C)Hideyuki Tatebayashi 筆者はカウンター席が好きです

1913年2月にグランドセントラルがオープンしてから、わずか3週間後に開業した「グランド・セントラル・オイスター・バー & レストラン」。110年の歴史を重ねた店内は、赤いチェックのテーブルクロスが印象的で、レトロな雰囲気。帰宅や目的地の途中に立ち寄る利用客のざわざわした様子に、異国の雑踏を感じるでしょう。

この店ではカウンター席に座り、スタッフが生牡蠣を開ける様子を眺めるのがおすすめ。米東海岸で漁獲した新鮮な牡蠣が、常時20種類以上揃っています。ニューヨークでなじみ深いブランド「ブルーポイント」やプリンスエドワード産のものがおすすめですが、スタッフに「今日は何がおすすめ?」と尋ねるのが一番です。牡蠣のほかには、プリプリして歯応えのある貝類もおいしいですよ。「チェリーストーン(ホンビノス貝)」が大粒ではまぐりに近く、「リトルネック」は小粒であさりに近いと思います。

温かいものなら、クラムチャウダーをいただきましょう。2種類あり、筆者はホワイトソースの「ニューイングランド・クラムチャウダー」が好みです。「マンハッタン・クラムチャウダー」はトマトベースになります。

「グランド・セントラル・オイスター・バー & レストラン」は、ニューヨークの名所でもあり、気軽な雰囲気に反してお値段は高めですので、予算に余裕を持って出かけましょう。日本にも東京支店がありますが、一世紀以上を経たニューヨーク本店の独特の雰囲気を味わって欲しいものです。

グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン

英語名
Grand Central Oyster Bar
住所
Grand Central Terminal, Lower Level, 89 E 42nd St, New York, NY 10017
エリア
ミッドタウンイースト
営業時間
11:30〜21:30 土日休
公式サイト
https://www.oysterbarny.com

2. 都会の隠れ家「ザ・キャンベル・アパートメント・バー」

人気ドラマ『ゴシップガール』で登場した、ザ・キャンベル・アパートメント・バー
(C)Hideyuki Tatebayashi 人気ドラマ『ゴシップガール』で登場した、ザ・キャンベル・アパートメント・バー

入り口がちょっと分かりにくい会員制のようなバーですが、旅行客でも入店できます。1920年代に資産家ジョン・W・キャンベル氏が個人オフィスとして使っていたスペースがバーになったもので、隠れ家のような雰囲気に魅了されるでしょう。

人気ドラマ『ゴシップガール』のシーズン1のエピソード1で登場したので、ファンの方は憧れの場所かもしれませんね。価格設定は高めですが、ビールなら12ドル程度なので、カウンターでサクッと飲むのもいいかもしれません。ディナーのドレスコードは、ビジネスカジュアル以上が推奨されています。

ザ・キャンベル・アパートメント・バー

英語名
The Campbell Apartment Bar
住所
Grand Central Terminal, 15 VANDERBILT AVENUE (BETWEEN 42ND STREET AND 43RD STREET), NEW YORK, NY 10017
エリア
ミッドタウンイースト
営業時間
月〜木 14:00〜25:00 金 13:00〜25:00 土日 12:00〜21:30

3. ニューヨークらしいおみやげが探せる「ニューヨーク・トランジット・ミュージアム・ギャラリー・アネックス&ストア」

地下鉄マニア垂涎のメトロカードやトークンのグッズもある
(C)Hideyuki Tatebayashi 地下鉄マニア垂涎のメトロカードやトークンのグッズもある
ホリデー時期には「ホリデー・トレイン・ショー」が展示され、子供に大人気
(C)Hideyuki Tatebayashi ホリデー時期には「ホリデー・トレイン・ショー」が展示され、子供に大人気

筆者のおすすめは、ニューヨーク交通博物館のギフトショップ。ニューヨーク市の代名詞である地下鉄グッズが揃っており、デザイン性の高いおみやげが探せます。おすすめはTシャツやトートバッグ、ベースボールキャップなど。

詳しくは以下の記事をご覧ください。筆者おすすめのおみやげをたくさん紹介しています。

ニューヨーク・トランジット・ミュージアム・ギャラリー・アネックス&ストア

英語名
NY Transit Museum Gallery Annex & Store
住所
Grand Central Terminal, Shuttle Passage
Next to Station Master's Office, 89 E 42nd St, New York, NY 10001
エリア
ミッドタウンイースト
営業時間
月〜金 10:00〜19:30、土日 10:00〜18:00

グルメ・ショッピング情報まとめ

肉、魚、野菜、パン、惣菜など食材が買える「グランドセントラル・マーケット」は1階にある
(C)Hideyuki Tatebayashi 肉、魚、野菜、パン、惣菜など食材が買える「グランドセントラル・マーケット」は1階にある
ベーカリーの「イーライ・ゼイバー」では、ニューヨーク土産になるクッキーも
(C)Hideyuki Tatebayashi ベーカリーの「イーライ・ゼイバー」では、ニューヨーク土産になるクッキーも
  • 帰宅途中に買い物をするニューヨーカー。価格設定は高め。

    帰宅途中に買い物をするニューヨーカー。価格設定は高め。

  • ファストフード店ならグランドセントラル・フードコート。「シェイクシャック」、「スターバックス」、「マグノリア・ベーカリー」、「ドーナッツ・プラント」、「ルークス・ロブスター」などがある。場所は地階、営業時間は7:00〜22:00(月~日)。
  • テイクアウトならグランドセントラル・マーケット。場所は1階、営業時間は10:00〜17:00(月〜金)、10:00〜18:00(土日)。
  • ショッピングなら1階。営業時間は店舗により異なる。
  • トイレは地階にある。

まとめ

大理石でできた駅は、天井が高く、開放感がある
(C)Hideyuki Tatebayashi 大理石でできた駅は、天井が高く、開放感がある

魅力に溢れたグランド・セントラル・ターミナルは、ニューヨーク市の名所の中でも、筆者の3本の指に入るお気に入りの場所です。もっと知りたいという方は、「グランド・セントラル・ターミナル公式ツアー(英語のみ)」に参加してみてはいかがでしょうか。ガイドが駅構内の隠れた名所を案内してくれ、1時間30分で35ドルという良心的な価格です。

ニューヨークにいらしたら、ニューヨーカーがこよなく愛するこの駅をぜひ訪れてくださいね。ニューヨークで、お待ちしています!

TEXT:ニューヨーク特派員 青山 沙羅
PHOTO: Hideyuki Tatebayashi
*Do not use images without permission.
監修:地球の歩き方

※掲載情報は2024年1月時点の情報です。各施設へ訪問の際は、事前に必ず公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
※2024年1月時点で、1ドルは約145円です。

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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