サンフランシスコ日本町ファーメンテーション・ラボ
サンフランシスコ日本町は、パンデミック前の状態に戻ってきているように感じます。来月の桜祭りはほぼ完全復活ですし、おいしいと評判のあるお店には行列ができ、週末は観光客で溢れていて、いろんな国の言葉が聞こえてきます。そんな中で、日本町らしからぬと言ってはなんですが、新しいレストランができていて、ハッピーアワー（HH）に行ってきました。
昔は、日本町にデニーズあったのを覚えている方いらっしゃいますか？「ファーメンテーション・ラボ（Fermentation Lab）」は元デニーズ、その前が映画館だった場所です。タパスのお店で、小皿料理を中心に食べながら飲めるお店です。らしからぬと言いましたが、居酒屋さんと言う意味では、日本町にぴったりなコンセプトです。
天井が高くてゆったりしていて、なんと巨大モニター完備です。スポーツ中継がある時はここで観ながら食事もでき、嬉しい情報です。
HHのメニューはオイスターからスタート。5個で10ドルはお値打ちです。シャーベット状のソースは梨の甘さがユニークな韓国テイスト♡レモン絞ると爽やかさアップ。頼まなかったけど、ポーチイド・オイスター（10ドル）もおいしそうでした。
続いてHHカラマリ・ミストはたっぶりてんこ盛りです。シュリンプ、アーティチョーク・ハーツ、タマネギ、パプリカのフライも一緒盛り。カクテルソース＆レモンたっぷりのタルタル。衣は軽くって、ビール（HHビール6ドル）のつまみにもいいですよ。HHビールは、日替わりなので聞いてみてください。
また、芽キャベツのロースト（8ドル）はバルサミコ酢が優しい甘さでユニークな一皿。
HHデビルズエッグはプレゼンテーションがカラフルで素敵。ゆで卵はあえて小ぶりのサイズを選んでいるのか私にはちょうどいいサイズでした。真ん中は甘酸っぱい野菜のピクルスで、カラマリと合わせて、HHおすすめのディッシュです。
こちらのレストランもフードロスに対して努力してるのが嬉しいです。ピクルスは野菜の端っこ使って漬けてあるし、フライの野菜もメインにはなりきれないサイズを中心して揚げています。食材を大切にしている影の努力を感じながらありがたくいただきました。もしかしたら、卵のサイズが小さいのは小売店では売れないサイズなのかもしれませんね。
6時頃になると仕事帰りの方が軽く一杯飲みに来ていてほぼ満席でした。
このお店のいい所は2階が40人ほどのパーティーができるスペースがあることです。ブッフェスタイルでも提供可能なので、親睦会やビジネスで少しゆっくりしたい場合は問い合わせてみてください。
そして、ワインですが、リザーブクラス（お高いワイン）がリーズナブルだったのも驚きました。数人で行く場合思い切って70ドルくらいのを一本シェアしてもいいかもしれません。他のレストランじゃ100ドル超えるようなものが二桁って、二度見した次第です。
日本町はラーメン激戦区ですが、それだけじゃないよってお店です。
スタッフもフレンドリーで楽しいHHでした。
【Farmentation Lab Japan Town】
住所： 1700A Post St, San Francisco, CA 94115
Tel： 415-757-0667
オープン時間：水〜日8:00〜23:00 火16:00〜23:00
定休日：月
WEBサイト：http://www.fermlabsf.com
ジャパンタウン店：http://www.fermlabsf.com/home-jtown
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸（Mimaru）
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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