静岡「リアル一富士二鷹三茄子」体験(三保松原~久能山東照宮)

初夢で見ると縁起が良いとされている「一富士二鷹三茄子」。徳川家康公の好きだったものと言われています。富士山を愛し、趣味は鷹狩り、好物は茄子。静岡県静岡市では「一富士二鷹三茄子」を1日でリアル体験できます。こんな縁起の良い体験ができるのも静岡ならでは。早速「一富士」から体験!
一富士「三保松原」から拝む絶景の富士


富士は「三保松原」。約4kmの海岸線に3万本の松が生い茂る日本三大松原の1つ。御穂神社から羽衣の松まで続く「神の道」があります。ユーカリの木でできているので別名「コアラの道」という名称もあるそうです。
もともと石畳の道でしたが、松の根を守るボードウォークに整備しました。富士山が世界遺産に登録された現在、海外からの観光客も増えたそうで、松を守っていく取り組みに力を入れています。

松原を抜けると目の前に広がる駿河湾とそびえ立つ富士山。圧巻の景色です。これは御利益ありそうですね。新年には拝みに行きたい場所です!2時間~3時間の散策コースもあり「絶景散歩」もおすすめです(※駐車場の近くにはきれいなトイレもあります)。

■三保松原
・住所:〒424-0901 静岡県静岡市 清水区三保
・URL: http://www.shizuoka-citypromotion.jp/mihonomatsubara/
二鷹「久能山東照宮」天下人家康公の鷹

鷹を見るためにやってきたのは日本平。こちらからロープウェイで久能山東照宮へ向かいます。お殿様とお姫様のお駕篭をイメージしたロープウェイからは駿河湾や伊豆半島も見ることができます。5分の空中散歩です。


久能山東照宮は、晩年を駿府で過ごした徳川家康公が埋葬されており、国宝にも指定されています。

鮮やかな社殿は天上と同じとされていて、鳥や天女の彫刻や絵が施されています。
また、社殿の様式は本殿・拝殿を石の間で接続した珍しい「権現造」(ゴンゲンヅクリ)で当時最高の建築技術・芸術が結集されています。



そう、こちらで探していたのは「鷹」。あたりを見回してもなかなか見つかりません。
場所を教えていただき、拝むことができました。通常なかなか見れない場所にありますが、見ようと思えば見られます。是非探してみてください。


また、本殿の奥の階段を上ると神廟がありました。西から攻められることを気にかけていた家康公は西向きに神廟を建てるよう命じたそうです。


■国宝 久能山東照宮
・住所:〒422-8011 静岡県静岡市駿河区根古屋390
・URL: https://www.toshogu.or.jp/
三茄子「一富士二鷹三なすび弁当」縁起もので駿河を味わう

締めくくりの茄子は、静岡市の弁当店「なすび庵」のお弁当で。その名も「一富士二鷹三なすび弁当」。とても縁起の良い名前のお弁当ですが果たして中身は…。

美しく仕切られた美味しそうなお弁当は、駿河の特産品桜えび・鮪・久能の葉生姜・お茶の佃煮など珍しい地元の味を楽しむことができます。お弁当には珍しく茶碗蒸しも入っています。よく見ると…。



かなりのボリュームで大満足。料理人が作るなすび庵のお弁当は上品な味付けです。おいしい清水の縁起物は見た目も細やかで美しく、海外の方にも喜ばれそうですね。
■株式会社なすび
・住所:〒424-0941 静岡市清水区富士見町5-8
・URL: https://shizuoka-shidashi.com/
<冬休みに体験したい静岡市の縁起物>
静岡市は東京から新幹線でたった1時間!今回周った「リアル一富士二鷹三茄子」コースは東京からでも日帰り体験ができます。是非、年始にこの縁起の良い体験をしに静岡市へ遊びに行きませんか?空気の澄んだお正月には美しい富士山が迎えてくれます。
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2015年12月3日に掲載されたものです。

筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
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