フランス・アルザス地方のクリスマスマーケット巡り5選

公開日 : 2019年12月07日
最終更新 :
筆者 : Coquelicots
クリスマスのデコレーションを売る店
クリスマスのデコレーションを売る店

フランス・アルザス地方のクリスマスマーケットは日本でも有名になってきて、多くの観光客が訪れるようになりました。また、ストラスブールやコルマールなどの都市だけではなく、小さなアルザスワイン街道の村でもクリスマスマーケットが開催されています。アルザス地方のクリスマスマーケットを巡る方法を紹介します。

クリスマスマーケット巡りに便利な周遊バスチケット

クリスマスマーケット巡りに便利な周遊バスチケット
コルマールからアルザスワイン街道の村に行く周遊バスチケット

フランス・アルザス地方のクリスマスマーケット巡りをする時は、ドイツとの国境に近いフランス北東部の都市、ストラスブールやコルマールを拠点にするとよいでしょう。交通網が発達しており、アルザス地方の町や村に列車やバスでアクセスすることができます。

なかでも、コルマール駅発の周遊バスが便利です。クリスマスシーズンになると、コルマール駅からエグイスハイム(Eguisheim)やカイザスベルグ(Kaysersberg)、リックヴィル(Riquewihr)、リボヴィレ(Ribeauvill)など、アルザスワイン街道の村々を巡る周遊バス(8ユーロ:2018年)が出ます。

(1)ストラスブールのクリスマスマーケット

(1)ストラスブールのクリスマスマーケット
クリスマスのデコレーションとストラスブールカテドラル

まずは、アルザス地方のクリスマスマーケットの大本命、ストラスブールへ向かいましょう。こちらは、1570年から続くフランス最古のクリスマスマーケットとして知られています。11月末からクリスマスまで、毎年200万人以上もの人々が訪れます。

フランスの首都・パリからストラスブールへは、TGV(高速鉄道)を使えば2時間弱で行くことができます。また、シャルル・ド・ゴール国際空港からもTGVが直通で走っており、旅行客にとって訪れやすい都市です。

クレベール広場にあるクリスマスツリーは必見
クレベール広場にあるクリスマスツリーは必見

ストラスブールのクリスマスマーケットのおすすめポイントをいくつか紹介します。

ぜひ見てほしいのが、クレベール広場にあるストラスブールのクリスマスツリーで、かなりの大きさです。巨大なクリスマスツリーは、キャンドルや星、天使、りんごなどのデコレーションで彩られ、華やかながらもアルザスらしい素朴な温かさを感じられるでしょう。

クリスマスデコレーションに気分も上々
クリスマスデコレーションに気分も上々

こちらは、インスタ映えポットとして有名なストラスブールカテドラルの前です。なかでも通りの上空に飾られている天使のデコレーションが人気で、写真撮影をする観光客や地元の人々で終日にぎわっています。

おいしいヴァンショー(ホットワイン)の店
おいしいヴァンショー(ホットワイン)の店

こちらは、グーテンベルグ広場にあるヴァンショー(ホットワイン)がおいしい店「MATHILDA」です。地元の人が「おいしいホットワインはここ!」と自慢気に教えてくれました。何人もの地元の人が口を揃えて言うほど、たしかに味は一級品です。

ストラスブールのヴァンショー用カップ
ストラスブールのヴァンショー用カップ

クリスマスマーケット巡りをより楽しむなら、ヴァンショー用カップ集めをおすすめします。それぞれの町や村のクリスマスマーケットでは、個性豊かなカップでヴァンショーを提供してくれます。毎年、柄が変わる町や村もあり、クリスマスの記念にコレクションしてみてはどうでしょう。

(2)コルマールのクリスマスマーケット

(2)コルマールのクリスマスマーケット
クリスマスシーズンのコルマールの町並み

ストラスブールと並んでクリスマスマーケットでも有名な町、コルマール。おとぎ話の世界に迷い込んだようなメルヘンな町並みは、観光地としてのストラスブールよりも有名かもしれません。

木組みの家々がかわいらしくデコレーションされたクリスマスマーケットは、アルザス地方のクリスマスマーケット巡りでは外せないでしょう。春や夏のコルマールもおすすめですが、やはりこの時期は必見です。

コルマールのクリスマスマーケットの地図
コルマールのクリスマスマーケットの地図
インスタ映えスポットがいっぱい
インスタ映えスポットがいっぱい

クリスマスの時期になると、町中にはおすすめスポットが記された地図が掲出されます。地図を見るとインスタ映えスポットがいたるところにあり、町歩きの参考になります。

コルマールのヴァンショー用カップ
コルマールのヴァンショー用カップ

コルマールのヴァンショー用のカップはこちら。木組みの家に住む人々をデザインしたかわいらしいカップになっています。コルマール旅行のお土産におすすめです。

(3)オベルネのクリスマスマーケット

(3)オベルネのクリスマスマーケット
ストラスブールから気軽に行ける村、オベルネ

アルザスワイン街道の村のひとつで、ストラスブールから列車で約30分のオベルネ。こちらも意外と行きやすく、こぢんまりとしたかわいらしい村なので、クリスマスマーケット巡りに訪れたいところ。

オベルネのヴァンショー用カップ
オベルネのヴァンショー用カップ

こちらが、オベルネのヴァンショー用のカップ。村の名を表す「Obernai」のロゴがしっかりと入っているので、旅の記念品として自分用に、家族や友人用のお土産にいかがでしょうか。

ヴァンショー用のカップは、必要がなければ飲んだ後に返却することが可能です。返却すると、カップ分の料金が戻ってきます。店頭には、ヴァンショーの料金とカップの料金が表示されていますので、注文時にしっかり確認しましょう。なお、カップはどの店でも返却することができます。

(4)エグイスハイムのクリスマスマーケット

(4)エグイスハイムのクリスマスマーケット
「フランスの最も美しい村」に選ばれたエグイスハイム

こちらは、「フランスの最も美しい村」に選ばれたエグイスハイムの一角です。クリスマスマーケット巡りの訪問地としてもおすすめで、コルマール駅から周遊バスで行けます。時間あれば、足を運んでみましょう。

村の入口近くにあるインスタ映えスポットの鳥小屋
村の入口近くにあるインスタ映えスポットの鳥小屋

こちらは、村の入口近くにあるインスタスポットの小屋です。とても小さくて、「人が住めるの?」といわれるのですが、実は鳥小屋なのです。

エグイスハイムのヴァンショー用カップ
エグイスハイムのヴァンショー用カップ

こちらが、エグイスハイムのヴァンショー用カップ。どこに行ってもこのようにヴァンショーが売られていますので、1杯飲んで温まっていきましょう。

(5)リボヴィレのクリスマスマーケット

(5)リボヴィレのクリスマスマーケット
リボヴィレのクリスマスマーケット

リボヴィレのクリスマスマーケットは、コルマールから周遊バスで行けるのでおすすめです。

こちらのクリスマスマーケットの特徴は、何といっても中世のクリスマスマーケットを再現したところ。「Marché de Noël médiéval de Ribeauvillé(リボヴィレの中世の市場)」と呼ばれ、中世にちなんだモノが売られていたり、売主が中世のコスプレをしていたり。雰囲気のよさから子連れ客に特に人気です。

リボヴィレのヴァンショー用カップはマグカップ仕様
リボヴィレのヴァンショー用カップはマグカップ仕様

リボヴィレのクリスマスマーケットは、12月の4日間しか開催されません。期間はとても短いですが、多くの人が集まります。しかも、リボヴィレのヴァンショー用カップは、マグカップ仕様になっていて、その人気が絶大。町歩きの前に、まずはヴァンショー用カップを手に入れるとよいでしょう。

いかがでしたか。フランス・アルザス地方ののクリスマスマーケットを紹介しました。クリスマスマーケット巡りをしに、フランス・アルザス地方へ出かけてみませんか。

筆者

フランス特派員

Coquelicots

アルザス地方のカフェ巡りとワイナリー巡りが好きで、アルザスワインPRの仕事をしつつ、アルザスの魅力をお届けできればと思っています。

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