『地球の歩き方』編集者が選ぶフランスのお土産20選 スイーツ、雑貨からグルメまで
![お土産探しは旅の楽しみのひとつ ©iStock](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121315554070990.9.jpg)
旅の楽しみのひとつといったら、お土産を買うこと。パリならおしゃれな雑貨やスイーツはもちろん、日常使いのプチプラコスメも人気です。地方に行ったら、郷土色豊かな名物菓子をチェックするのもお忘れなく。専門店で買いたいグルメな商品からスーパーマーケットで買える手頃なお菓子まで、フランスに行ったらお土産に買いたいもの、おすすめのショッピングスポットをまとめました。
- 洋菓子
- グルメ
- 雑貨・コスメ
- ワイン
- お土産の購入に便利なスポット
- まとめ
洋菓子
「ラデュレ」のマカロン/Le Macaron Ladurée
![洋菓子](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121315554089833..jpg)
パリのマカロンの代表格とも言える「ラデュレ」のマカロン。「パリ色」と呼びたくなるような愛らしいパステルカラーと、さっくりとした生地の食感が魅力です。ローズ、ミント、ピスタチオ、塩キャラメルなどフレーバーが豊富で、パッケージもおしゃれです。シャンゼリゼ大通りなどにある「ラデュレ」、マカロン専門店「ル・マカロン・ラデュレ」で買えます。
「ボンヌ・ママン」のマドレーヌ/Bonne Maman la Madeleine
![マドレーヌ(ボンヌ・ママン)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/1912171131284438.2..jpg)
「ボンヌ・ママン」は、フランスでは子供から大人まで幅広く愛されているおやつブランド。賞味期間が意外と短いこともあり、日本に輸入されているのはごく一部。種類豊富で、手頃な値段、しかもおいしいとあって、お土産に最適。スーパーマーケットで気軽に買うことができるのも魅力。定番のお菓子「マドレーヌ」もレモン味などのバリエーションがあるので、食べ比べてみるのも楽しいものです。
「ボンヌ・ママン」のクレープ/Bonne Maman Crêpes
![クレープ(ボンヌ・ママン)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121315592994010.5..jpg)
薄いクレープ生地でチョコクリームやジャムを挟んだもの。個包装になっていて、“バラマキ”土産にも使えます。袋から出して電子レンジで10秒ほど温めると、生地のふんわり感が戻り、よりおいしくいただけます。
「ボワシエ」のペタル・ド・ショコラ/Pétales de Chocolat
![ペタル・ド・ショコラ(ボワシエ)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121315593020886.1..jpg)
カラフルな花びら形のチョコレートが詰まった缶。クラシックなデザインの缶を開けたときの美しさといったら……。もらった人の喜ぶ顔が思い浮かびそうです。ちょっと大人っぽいエレガントなお土産をお探しの方にぴったり。「ボワシエ」で買えます。
■ボワシエ Boisier
・住所: 77, rue du Bac 7e Paris
・URL : https://maison-boissier.com/
フラヴィニーのアニスキャンディ/Les Anis de Flavigny
![アニスキャンディ(フラヴィニー)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121315593026163.6..jpg)
フランス中部ブルゴーニュ地方の小さな村フラヴィニー・シュル・オズランの名物菓子。アニスの種に砂糖がけした菓子で、ミント、ローズなどフレーバー付きのものも。フランス全国、スーパーマーケットや駅のキオスクでも売られています。
カリソン・デクス/Calissons d'Aix
![カリソン・デクス(ル・ロワ・ルネ)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316023134154.7..jpg)
15世紀、南仏プロヴァンスのエクス・アン・プロヴァンスで、国王夫妻の婚礼で出されたお菓子。アーモンドパウダーとメロンシロップを合わせた生地にアイシング(砂糖衣)を塗ってオーブンで焼いたものです。エクス・アン・プロヴァンスの「ル・ロワ・ルネ」などの専門店のほか、パリのデパート併設のグルメ館「ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ・リヴ・ゴーシュ」でも販売されています。
■ル・ロワ・ルネ Le Roy René
・住所: 11, rue Gaston de Saporta 13100 Aix-en-Provence
・URL : https://www.calisson.com/gb/
モン・サン・ミッシェルやノルマンディー地方のお土産としてほかに「ラ・メール・プラール」のサブレや塩バターキャラメルもおすすめです。
グルメ
カマルグの塩/Fleur de sel de Camargue
![グルメ](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316023183972.7..jpg)
南仏プロヴァンス、アルルの南から地中海に向かって広がる湿地帯カマルグで生産された塩。パリのスーパーマーケットでも買えます。ほかに、大西洋岸で生産される「ノワールムティエの塩(Fleur de Sel de Noirmoutier)」、「ゲランドの塩(Sel de guerande)」も人気があります。
オリーブオイル/Huile d’Olive
![オリーブオイル(右)とヒマラヤのピンク岩塩(左)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316023261491.4..jpg)
パリらしいエッフェル塔型の瓶に入ったオリーブオイル。キッチンに置くだけで、パリの思い出がよみがえりそうです。スーパーマーケットで気軽に買うことができます。
マロンクリーム/Crème de Marrons de l’Ardèche
![マロンクリーム](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316054879215.6..jpg)
19世紀創業のブランド「クレマン・フォジエ」のマロンクリームは、大人からも子供からも愛される存在。イガイガ坊やのイラストがかわいくて、お土産に必ず買うというファンもいます。お菓子の素材に使われるほか、パンのおともにもぴったりです。
トリュフ入りフレッシュマスタード/Moutard
![マスタード用の瓶とマスタードスパチュラ(マイユ)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316054887352.1..jpg)
18世紀創業の「マイユ」では、さまざまなフレーバーのマスタードを買うことができますが、なかでもおすすめなのが専用サーバーから注いでくれるフレッシュマスタード。ちょっと奮発して香り高いトリュフ入りフレーバーを選ぶのもいいでしょう。瓶の色は、赤、白、黒、ベージュの中から選べます。専用のマスタードスパチュラも一緒に購入できます。
ボルディエのバター/Beurre de Bordier
![発酵バター(ボルディエ)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316054944733.7..jpg)
「マクラサージュ」と呼ばれる手練りの伝統製法で造られている発酵バター。無塩、有塩のほか、ユズ、バニラ、海藻入りなど、さまざまなフレーバーを楽しめます。持ち帰るときは、直前まで冷蔵庫で保管し、必ず預け荷物に入れてください。
「クリスティーヌ・フェルベールのジャム」/Confiture de Christine Ferber
![ジャム(クリスティーヌ・フェルベール)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316055049827.2..jpg)
「ジャムの妖精」と呼ばれる菓子職人クリスティーヌ・フェルベールのジャムは、アルザス地方の果実をたっぷり使用。フレッシュな味わいが残る逸品です。
雑貨・コスメ
エッフェル塔のスノードーム/Boule à neige Tour Eiffel
![雑貨・コスメ](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316055083584.8..jpg)
エッフェル塔モチーフの雑貨は、パリのかわいいお土産の代表格。スノードームのほかにも写真立て、置物、おろし金にいたるまで、さまざまなグッズが見つかります。
ラベンダーのサシェ(匂い袋)/Sachet de lavande
![ラベンダーのサシェ](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160586846.1..jpg)
プロヴァンスプリントの小さな袋にラベンダーの花を詰めた匂い袋は南仏の定番みやげ。クローゼットに忍ばせたり、インテリアにも使えます。
■ル・シャトラール1802ニース店 Le Chatelard 1802
・住所: 2, rue du Pont Vieux 06000 Nice
・URL: https://www.le-chatelard-1802.com/fr/
「モノプリ」のエコバッグ/Sac shopping de monoprix
![エコバッグ(モノプリ)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160667808.9..jpg)
フランスでは使い捨てレジ袋の配布が禁止されていますので、買い物には必ずエコバッグを持参しましょう。おみやげを兼ねて買って帰るなら、大手スーパーマーケット「モノプリ」のエコバッグがおすすめ。ワインボトルもすっぽり入るサイズでありながら、たためばとてもコンパクトに。パリらしいおしゃれな柄のものもあり、かさばらないのも魅力です。なお、シャンゼリゼ店は品揃えはよいのですが、少し値段が高くなります。
「コーダリー」のハンドクリームとリップクリーム/Crême gourmande mains et ongles / Soin des Lèvres
![ハンドクリームとリップクリーム(コーダリー)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160768737.5..jpg)
「コーダリー」は、ブドウの種や茎に含まれるポリフェノールを配合したスキンケア製品で知られるブランドです。なかでもおみやげとして一番人気の商品はハンドクリームとリップクリーム。リップクリームは、ふたつ買うと3つ目がおまけで付いてくるお得セットも。パリジェンヌがまとめ買いするドラッグストアで買うのがおすすめです。
「ビオデルマ」のメイク落とし/Solution micellaire démaquilante
![メイク落とし(ビオデルマ)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160815070.8..jpg)
フランスでは、洗い流さず拭き取るタイプのメイク落としが主流です。肌に優しく、コットンで軽く拭くだけでスッキリ。
●マルセイユ石鹸/Savon de Marseille
良質なオリーブオイルを72%含有し、刺激の少ない石鹸です。
≫≫≫ マルセイユおすすめのお土産
ワイン
![ワイン](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160860498.3..jpg)
●おみやげ用のワインの相場
最近は日本でも手頃な値段で買えるようになったフランスワイン。わざわざフランスから買って帰るなら、生産量が少なく日本で入手しづらいものや、少し上級クラス(€30以上)のものを選んだほうがお得感が増します。
●おすすめのワインショップ
ボルドー、ブルゴーニュなど、さまざまな産地のワインが並ぶなかで、自分に合った1本を選ぶのはなかなか難しいもの。的確なアドバイスをもらえる専門店で購入することをおすすめします。専門店だと気後れしてしまうという人は、デパートのワイン売り場で探すのも一案です。手頃なものから高級ワインまで揃い、品質管理の面でも安心です。
![ルグラン・フィーユ・エ・フィスの店舗](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160882582.6..jpg)
●お土産用ワインの注意点(税金・配送に関して)
ワインは液体なので、機内に持ち込むことができません。割れないよう梱包してスーツケースに詰める必要がありますが、心配なら宅配便で日本に送ることも可能です。パリにある欧州ヤマト運輸パリ支店では、3、6、12本単位で発送する「ワインダイレクト便」の利用が可能です。店によっては直接日本への発送を引き受けているところもあり、問い合わせてみましょう。なお、ワインは760ミリリットル換算で3本まで免税。4本目からは、税関への申し出がない限り、1リットルにつき200円の簡易税率が適用されます※。
※2019年2月1日発効の日EU-EPAによりワインの関税は原産地証明書を提示することによって無税となりましたが、この場合は、別途、酒税と消費税を支払う必要が生じます。多くの場合、1リットルにつき200円の簡易税率を適用したほうが、安くすみます。
お土産の購入に便利なスポット
![お土産の購入に便利なスポット](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160967313.4..jpg)
●スーパーマーケット「モノプリMonoprix」
パリの主要地区には必ずと言っていいほどあり、観光客に便利な大手チェーン。シャンゼリゼ店は、場所柄パリ土産も充実しています。
≫≫≫ モノプリシャンゼリゼ店
●デパートのグルメ館
「ル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュ」のグルメ館「ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ・リヴ・ゴーシュ」、「ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン」の「メゾン&グルメ」などがあります。
■ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ・リヴ・ゴーシュ La Grande Epicerie de Paris Rive Gauche
・住所: 38, rue de Sèvres 7e
・URL: https://www.lagrandeepicerie.com/fr/index
![ギャラリー・ラファイエット メゾン&グルメの店内 ©Galeries Lafayette Maison & Gourmet](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316160997226..jpg)
■ギャラリー・ラファイエット メゾン&グルメ Galeries Lafayette Maison & Gourmet
・住所: 35, bd. Haussmann 9e
・URL: https://haussmann.galerieslafayette.com/ja/
![バイ・パリ・デューティフリーの外観](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/1912131616116534.1..jpg)
●空港の免税店=バイ・パリ・デューティフリー/Buy Paris Duty Free
各ターミナルにある免税店。化粧水、食品、酒類などを販売しています。ワインは市内で買ったほうが若干安く、品揃えもよいのですが、セール商品もあるので、チェックしてみましょう。スーツケースに詰めなくてよいというメリットがあります(目的地までの直行便に搭乗する場合)。
![ブリング・フランス・ホームの店内](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/1912131616129307.5..jpg)
●専門店(雑貨)
メイド・イン・フランスにこだわった雑貨の店。
■ブリング・フランス・ホーム Bring France Home
・住所: 3, rue de Birague 4e
・URL: https://bringfrancehome.com/fr/
●ドラッグストア
プチプラコスメの購入に。
■ファルマシー・モンジュ Pharmacie Monge
・住所: 74, rue Monge 5e
・URL: https://pharmacie-monge.fr/
■シティファルマ Citypharma
・住所: 26, rue du Four 6e
・URL: https://pharmacie-citypharma.fr/
![日曜も営業しているデパート「ル・ベーアッシュヴェー・マレ」](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/19121316173451600.8..jpg)
●ショップの営業時間について
一般的な営業時間は月~土曜10:00~19:00。日曜は定休日の店がほとんどです。ただ、規制緩和の影響で、最近デパートやスーパー、ショッピングセンターなど一部の大型店で日曜営業が導入され、観光客にとってより使いやすくなりました。パリのマレ地区中心部も、日曜営業の店が多いので、覚えておくと便利です。
まとめ
![まとめ](https://static.arukikata.co.jp/data/article/1006000/1005479/20230328_171207_c4175a04_w1920.jpg)
食通をうならせるグルメな逸品から、SNS映え間違いなしのかわいい雑貨まで、フランスのお土産はとにかくバリエーションが豊富です。興味や贈る相手に合わせて、ショッピングを楽しんでください。フランスの香り漂う品々を持ち帰れば、きっと旅の余韻に浸ることができるでしょう。
TEXT:オフィス・ギア
PHOTO:オフィス・ギア、iStock
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筆者
地球の歩き方書籍編集部
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。
【記載内容について】
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