港街ロストックは 花と緑のパラダイス

北ドイツのハンザ都市ロストックで、つい先日「国際ガーデンショウ」が開幕し、初日から４万人もの来訪者で賑わいました。ドイツで２年ごとに開催されている「ドイツ連邦ガーデンショウ」が、10年に一度、「国際ガーデンショウ」と名を変えて、各国からの参加を集めて開催されるもので、「海辺の、緑の博覧会」とも呼ばれる今回は、旧東ドイツ地域で開かれる、初の国際博覧会としても大きな注目を集めています。出展各国自慢のユニークな展示館はもちろん、このガーデンショウの目玉のひとつが「水辺に浮かぶ庭園」。「花の島」や「緑の島」などを、架け橋を使って渡り歩く、水上散歩が楽しめます。その他、日替わりの文化プログラムに加え、園芸デザイナーの新作発表、園芸のヒントや、庭師のウラ業を伝授してくれるコーナーなどもあり、すでにガーデニングにはまっている方も、これからはまる予定の方も、思い思いに楽しめます。また、会場内をゆっくり見て回る時間がない方は、見事な庭園やバルト海を臨める、パノラマ・ゴンドラでの空中散歩などいかがでしょうか？目下会場内には、チューリップ、水仙、ヒヤシンス、すみれ、忘れな草、キンポウゲ、ひなぎく、パンジーなど、35万本もの春の花が、美と香りの競演を繰り広げています。会場までは、ロストック中央駅から直通電車・バスが出ている他、港からは会場行きの定期遊覧船も就航していますので、アクセスはお好みの方法でどうぞ。緑深いドイツの、緑の博覧会は、これから今秋10月12日までの171日間、無休で開催されており、期間中は300万人もの来訪者が見込まれています。開場時間：毎日朝９時～日没まで（季節により変動）入場料：大人14ユーロ、こども7ユーロ（大人同伴の12才以下は無料）国際ガーデンショウ公式サイト www.iga2003.de（英語版あり）ロストック市観光局サイト www.rostock.de（英語版有り）

国際ガーデンショウの会場内でゲストを迎えるマスコットのSunny。