みんなで協力、節水&火の用心
去年の10月末のヘッチヘッチー貯水池
『干ばつによる非常事態宣言』
ジェリー・ブラウン知事がサンフランシスコで宣言しました。
今カリフォルニアは、歴史上最も降雨量が少なく最も干上がっている。
兼ねてより心配されていたけど遂に非常事態に。 サンフランシスコは半島の先っちょなので大きな川や山はないく、ヨセミテ公園内の貯水池の水を水道水として使っている。 そのヨセミテの積雪量は例年の17%ほど、近所でそのうち制限されるのではと心配していた。
前回の干ばつが、1987〜1992年で、私にとっては今回初めての体験。 その頃を知る人によれば、おトイレの水、大きい方は仕方ないけど基本的に流すのは3回に一回だった。 流し忘れる事が時々ある(失礼)けど、流せないとなると衛生面で心配になる。
とは言え、自主的に20%水を節約しましょうと言う事で、協力しなければならない。
どんな事が出来るかニュースでいくつか例をあげていた。
歯磨き中、ひげ剃り中、石けんで泡立てている最中お水を止めておく、シャワーを低水量用にかえてみる、水洗のボタンを調節できるものにかえてみる‥お庭のお水は早朝夕方遅くにする。 意外だったのが、食器を手で洗う代わりに食洗機を使いましょうとあって、まとめて一気洗いも推奨していた。あらまっ、エコで手で洗うようにしていたのが、水をいっぱい使っていたのか!
植物も耐乾性のあるものを!
これ2週間毎2〜3滴のお水で十分なのだ。
"Spare the Air(スペアエアーディー)" も出ているので、とにかく24時間BBQ含めたき火をしちゃいけない "火の用心" の真っ最中です。 家のお庭でも原則禁止、但し家の中で火を使えない(火ドコが無い)場合は市の担当者が確認にやってきて許可を出すそうだ。 以前、スペアエアーディーの日に歩きタバコをしていたおっちゃんに、どこからともなく現れたおばちゃんがおっちゃんめがけて水をかけたのを見て、徹底ぶりに驚いた。 今その水さえも的を得てかけなければならない事態。
数日前のお湿りの後、温かなおかげでお花もあちこちで咲き始め、鼻水がジュルジュルし始めている "花粉症の始まり" 今年は特に早い‥。
郊外の農家の方達は作付けを見合わせているところもあるそうで深刻な状況です。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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