冬至とフルーツケーキ
そのまま〜 "ジャイアントレモン" 隣が一般的な大きさです。
どこか、ルビーグレープフルーツを思わせる "ピンクレモン"
風味的に(柚子+レモン)÷2=テキサスレモン
冬至の前の日、柚子・YUZU を買おうと、ファーマーズマーケットに出かけました。 以前は、滅多にお目にかかる事はなかった幻の食材でしたが、数年前から朝市で見かけるようになり、$20/1lbくらいで売られています。 大きさにもよりますが、大体ヒトツ2ドルくらいです。 日系食材店などでもこの時期売られています。 *SUDACHIもあります。 この夏から、市役所前のファーマーズマーケットは、水、金、日と週3回開催されいる『市民の台所』 更に人気を集めています。 柑橘類を豊富に扱っている農家のブースには、柚子以外にも "珍種のレモン" もあり、オレンジ同様、柑橘好きにはたまらないエリアです。
冬至の前々日 『20日以降にお召し上がりください。』 とずっしりとした "フルーツケーキ" を頂きました。 私は、アメリカにも "冬至の食べ物" が存在するのだととにかく2日間待ち続け、その日その素朴な美味しさに舌鼓☆
2日間待ち続けたフルーツケーキ。
*中身は、完食という失念で写真がなく、ゴメンなさい*
お礼状と共に、何故その日なのか尋ねてみたらどうやら、フルーツケーキは、アメリカの伝統的な食べ物のヒトツ なのだそうだ!
『アメリカの伝統的な食べ物』 と言えば、ソウルフードを想像します。 南部料理は、アメリカ料理の代表的な物で、そこからも地方色が生まれていきますね。 例えば、テキサスとメキシコはくっついているのでそこから "テックス・メックス料理" ! また、高カロリーな食べ物というイメージもあり、アフリカ系アメリカ人の方達の食生活の影響だけでなくネイティブアメリカン、アイルランド系の方達の食べ物とも関係しています。
ネイティブアメリカンの常食でもあった南部の特産物のナッツ類。 主にPecun Nuts(ピーカン、ペカンナッツ) の収穫の頃、砂糖漬けの果物と一緒に焼いたケーキで、感謝祭や、クリスマスのデザートとして、アメリカではなくてなならない伝統的なデザート。 資料によれば、バージニアの大農園主だった大統領ジョージ・ワシントンの夫人、お得意デザートでもあり "グレート・ケーキ" と呼ばれクリスマスには必ず作られたケーキで、まさに伝統的食べ物。
日持ちもするケーキなので、本当はクリスマスの時に食べてほしかったのかもしれない "ピーカンナッツたっぷりのフルーツケーキ" 作りたてより2〜3日目の方が味が馴染んでおいしさ倍増だそうです。 ⇒ 今日作れば丁度クリスマス♡
結論からいえば、冬至の食べ物ではなかったけどこの頃の食べ物だった訳だ。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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