カーテンコール。
iPhone5の店頭販売初日、ユニオンSQのショップにも行列できているのかな? と話をしながら "ツインピークス" を上り始めた。
丘の中腹から路肩に車が整然と駐車。 上空を眺める人、地面を見つめている人、カメラのレンズを交換したりと、妙にそわそわしている。 花火大会や航空ショーでの場所取りでもないし、未だかつてないほどの賑わい。
『映画の撮影』 と思ったけど、撮影車両もないし‥。
展望エリアでは、消防車両の上に乗って、"顔面大レンズ" を用意しながら消防士さん同士の呟き 「シャトルはドッチからくるんだ?」 「あっちだろう〜。」 この人達も分からないのか‥ 「エッ『シャトル』っ!?」
エンデバー(Endeavour) のフェアウェルフライトが、スペースシャトル縁の地を旅してサンフランシスコにやってくるそうだ。
9月21日午前10時頃 は、太平洋側に薄い霧が出ていたけどダウンタウン方面は、秋の青空本当に気持ちいい日で景色がよく見える日。
考えてみれば、エンデバーは、日本人にとってはなじみ深い。 だって毛利さん、若田さん、土井さんが搭乗し、日本の子供達が、「大きくなったら『宇宙飛行士』になりたい!」 って本気で考えられるようになった訳だから‥。
そんな事を考えながら、ラグナホンダの住宅地を運転、まだ薄く霧が残っていました。
"おんぶ" された飛行物体 「‥‥ まさか!」
霧がフワリ晴れ、"カーテンコール" 何とゆったりと大きく旋回してくれているのでしょうか。 走行車両のストップランプが一斉に点灯、しばし全車両徐行運転となった。 私も含めきっと99.9%の人が、生まれて初めて飛行しているエンデバーを見たのではと想像。 後で聞けば、本来は、100回の飛行に耐えられる設計だけど、25回の飛行で退役。 エンデバーにしてみれば志半ばでのラストフライト。 さぞ無念の気持ちもあるでしょう。
海辺は、見物終了渋滞でしたが、大きなカメラを持った方に話を聞いたら、以前、駐機場にあったスペースシャトルを見た事があるそうですが、飛行中のスペースシャトルは、勿論生まれて初めて、そして最初で最後、「優雅にゴールデンゲートブリッジの上をゆったりと大きく旋回してたよ。」と、教えてくれ、一生の思い出、歴史的瞬間と笑ってしまいましたが、「飛んでいる方が絶対クールだぜ。」 と最後にポツリ。
さて、旅を終えたエンデバーは、10月30日から、LAカリフォルニア科学センターで公開されます。
*そう言えば、フリートウィークで突然ジャンボ(B-747)が現れ、ゆっくり旋回していったのを思い出しました*
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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