Valentine's Day 〜ほろ苦いチョコの味〜
シェーファン・バーガーチョコレートの店先は、"ピンク&レッド"
また、サンフランシスコのお土産で、必ず紹介されているのが 『ギラデリィ・チョコレート』 です。 沢山種類があり、"期間限定品" を楽しみにしている方もいたりします。 『Dark & Strawberry』『Fruit Medley』 ハート形の箱入りもあり、ギラデリショップはもちろん、市内あちこちにある "ウォルグリーン" でも販売されています。
バレンタインデーは、大切な人には当然、日頃お世話になっている方にささやかな感謝の印として、贈り物、お花を贈ります。 義理ではないにしても、ささやかな予算で、お財布にやさしい "サンフランシスコ・ベイエリア" を代表するチョコレートです。
『シェーファン・バーガー』 1996年創業で、内科医とスパークリングワインメーカーの二人で立ち上げた、バークレーを拠点にしていたチョコ屋さん。 「長くは生きられない。」 と宣告を受けたDr.ステインバーグは、残りの人生に、新たなキャリアを考えチョコレートの本を読み始めた。 今でこそ "カカオポリフェノールの効果" は誰でも知ってる事ですが、80年代後半は、そこまで認知されていたかしらん?
*その効果に目を付けたか、人生最後のビジネスチャンスと思ったかどうかは不明*
仏・リヨンで修行をしてベイエリアに工場オープン。 カカオ豆を厳選・ロースト〜練り上げ〜成型まで手がけます。 今までのチョコレート会社の "原料となるチョコ" を仕入れ商品にするのとは違い、素材の見えるチョコ屋さん。 アメリカ初 "カカオ◯△%" を表したメーカーでもあります。
一方、湾上からもみえるギラデリィ 『GHIRADELLI』 の看板は、市のランドマークになっています。 イタリア生まれのドミンゴさんが興した会社で、食品関係だった事もありチョコレートには造詣が深かった。 ゴールドラッシュを契機にかなり景気がよくなり拡張・引っ越しを重ね現在のギラデリSQに。 彼のチョコレート作りに関して、"ブロマ・プロセス" という製法のきっかけになっていますのでチョコ関係に携わっている方は、ご存知かもしれません。
*ギラデリのココアパウダーが少し明るいチョコレート色なのはその為*
*香りも強いので、料理にいいですよ*
現在、2つのチョコ屋さんは、アメリカ最大手あるいは、スイスの菓子会社のグループになっているのは、少しほろ苦い話です。
そこで、
朝市がきっかけのチョコ工房。 お財布に優しいかどうかはともかく "Recchiuti ルチェッティ" は、1997年に開いたショコラトリーで、"バレンタインボックス" は44ドルですが、"ペアリング・コレクション" が25ドル。 赤、白、シャンパーン、ウイスキーと相性の良さが楽しめます。
バレンタインデーは、全米で2番目にレストランの忙しい夜。 その夜予定がない方達、飲み物持参で、楽しんでみては‥。 コレ、かなりほろ苦い話でしょうか♡
♡ Happy Valentine's Day ♡
SCHARFFEN BERGER ⇒ www.scharffenberger.com
RECCHIUTI ⇒ www.recchiuti.com
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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