ワインの名産地が生んだ上品な炭酸飲料

公開日 : 2015年02月22日
最終更新 :

ワインの名産地としてよく知られているエルジン(Elgin)には、もう1つ、世界的に有名な名産品があります。

その名はアップルタイザー。1965年に南アフリカで販売されて、今年で50周年を迎える炭酸飲料です。日本にも1969年から輸出されているので、「あ、これ知ってる!」という人もいるかもしれません。

果汁100%(濃縮還元りんご果汁+炭酸)だからか、炭酸飲料特有の飲んだ後のベタつき感がほとんど感じられないのがいいとこと。また、やや甘めのりんごジュースが多い中でアップルタイザーはしっかりと酸味が効いていて爽やかな味わいなので、食事と合わせても違和感がありません。洗練された味と言えばいいでしょうか。

原材料が果実だからか、あるいはマーケティング的な理由からか、他の炭酸飲料と比べて値段がちょっとお高めです。例えば、スーパーで売られている缶(275ml)の値段は1本10.50ランド(=約110円)。コカ・コーラ缶(330ml)が大体7.50ランド(=約75円)前後なので、およそ1.5倍の値段がする訳です。

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左からレッドグレープタイザー、アップルタイザー、ペアタイザー

ちなみにアップルタイザーには、姉妹商品がいくつかあります。ホワイトグレープタイザー、レッドグレープタイザーはりんごの代わりに白ぶどう、黒ぶどうを使ったもの。2005年には誕生40周年を記念して、洋なしを使ったペアタイザーが発売されました。ここまでは日本でも手に入るみたいですね。

実はもう2種類あるんです。アップルタイザーピンクは、りんごと苺の果汁を使って鮮やかなピンク色に仕上げたもの。そして最後に、りんごと桃の果汁をブレンドした黄桃を思い出させるアップルタイザーアンバーです。

僕の一番のお気に入りは、ペアタイザー。ポワール・シードル(りんごではなく洋なしで造られたシードル)が好きでたまに飲んでいたのですが、ここ南アフリカではなかなか手に入らず......。もちろんポワール・シードルとペアタイザーはまったく別物ですが、単純に洋なしの微発泡が好きなのかもしれません。

ワインの名産地が生んだ上品な炭酸飲料をぜひ試してみてください。

(2月お題"炭酸飲料・エナジードリンク")

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