夏の夜の幻想的な火祭り。「花背の松上げ」
15日の夜、「花背の松上げ」に行って来ました。
夜の道を走って、八時過ぎ松上げ会場に着きました。(京都市左京区花背八桝町)
沢山の人が 火祭りの開始を待っておられました。
「松上げ」とは、旧若狭街道一帯に伝わる火のお祭りで
お盆に迎えた精霊を送ると共に、火難除けや五穀豊穰を祈願するお祭りです。
八時四十五分。神社からの火を手に、祭り男たちが会場入りしました。
ド~ン ド~ン 太鼓が打ち鳴らされ、河川敷に建つ約千本の松明に
火が灯されて行きました。
千本の松明の灯り。
見上げた夜空には、半月。
九時。
いよいよ「松上げ」の始まりです。
祭り男が、火をクルクル回し、中央に建つ大傘へ放り投げます。
これは言わば・・運動会の玉入れの感じです。
大傘の高さは、約20m。
円を描く炎の残像が綺麗。
大傘の高さは約20mですから、なかなか入りません。
でも・・・何度かの挑戦の後、ついに「大笠」に投げ入れ成功です。
火祭りは、いよいよ佳境に入って来ました。
千本の松明が燃え尽きる頃、「大笠」も火の粉を巻き上げながら
地面へ倒れこみました。
「花背の松上げ」。
夏の夜の幻想的な火祭りでした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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