時雨殿・和紙人形の世界

公開日 : 2013年05月29日
最終更新 :
筆者 : Akio

嵐山、川沿いのお店。京都もいよいよ梅雨入り。

これから暫く梅雨の季節ですね。

五月末の嵐山.jpg

川沿いの道を少し上ると、時雨殿。

時雨殿では、「和紙と綿棒が織りなす百人一首・八センチの世界」が

催されています。

五月の彩 062.jpg

和紙で創られた、時代絵巻の世界。

五月の彩 067.jpg

作品は、百人一首の歌の世界が作られています。

千代紙と綿棒で作られた8センチの人形147体。

lumix五月の美 066.jpg

人形の顔と体に綿棒を用い、和紙で華やかな衣装が表現されています。

五月の彩 066.jpg

作品は、歌ごとに一つの場面を思い描き、

2001年から約4年を掛けて完成されたそうです。

lumix五月の美 074.jpg

百人一首のほかに、平安時代に警察業務を担当した検非違使(けびいし)の108体や、

琴や笙(しょう)などを奏でる雅楽隊の作品も見事です。

lumix五月の美 079.jpg

繊細で崇高な作品からは、人形に込められた、思いが伝わってきました。

lumix五月の美 065.jpg

人形作者の伊藤壽子さん(60)は、全身の筋肉が衰えていく筋ジストロフィーで

長男さんを10歳、次男さんを17歳で亡くされています。

lumix五月の美 084.jpg

次男さんが15歳の時、「持つことができる軽いものを手作りで」と、

千代紙と病室の綿棒を使ってひな人形を作ったところ、笑顔を見せてくれたのが 

製作の始まりだったそうです。

lumix五月の美 082.jpg

「和紙と綿棒が織りなす百人一首・八センチの世界」。

 7月21日まで催されています。(月曜休館)。高校生以上500円、小中学生200円。

 時雨殿 HP  http://www.shigureden.or.jp/

lumix五月の美 081.jpg

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。