時雨殿・和紙人形の世界
嵐山、川沿いのお店。京都もいよいよ梅雨入り。
これから暫く梅雨の季節ですね。
川沿いの道を少し上ると、時雨殿。
時雨殿では、「和紙と綿棒が織りなす百人一首・八センチの世界」が
催されています。
和紙で創られた、時代絵巻の世界。
作品は、百人一首の歌の世界が作られています。
千代紙と綿棒で作られた8センチの人形147体。
人形の顔と体に綿棒を用い、和紙で華やかな衣装が表現されています。
作品は、歌ごとに一つの場面を思い描き、
2001年から約4年を掛けて完成されたそうです。
百人一首のほかに、平安時代に警察業務を担当した検非違使(けびいし)の108体や、
琴や笙(しょう)などを奏でる雅楽隊の作品も見事です。
繊細で崇高な作品からは、人形に込められた、思いが伝わってきました。
人形作者の伊藤壽子さん(60)は、全身の筋肉が衰えていく筋ジストロフィーで
長男さんを10歳、次男さんを17歳で亡くされています。
次男さんが15歳の時、「持つことができる軽いものを手作りで」と、
千代紙と病室の綿棒を使ってひな人形を作ったところ、笑顔を見せてくれたのが
製作の始まりだったそうです。
「和紙と綿棒が織りなす百人一首・八センチの世界」。
7月21日まで催されています。(月曜休館)。高校生以上500円、小中学生200円。
時雨殿 HP http://www.shigureden.or.jp/
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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