宵々々山

公開日 : 2012年07月14日
最終更新 :
筆者 : Akio

十三日夜、四条烏丸に建つ 「長刀鉾」です。

雨は、降ったり止んだりの お天気が続いています。

鉾のすぐ傍を バスや車が走って行きます。

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十四日から、十六日まで(PM6.00~9.00)四条通や烏丸通の祇園祭エリアは

歩行者天国に なります。

今年の祇園祭は、14日の宵々々山から16日の宵山まで3連休となります。

京都市内のホテルは、予約でほぼ満室となっていて、受け入れ準備に

追われているそうです。

ただ 17日の山鉾巡行は 平日の火曜日ですから 人出は少なくなりそうです。

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沢山の提灯が灯っていました。祇園囃子が、 聞こえて来ました。

その旋律は、御詠歌の様でもあり 懐かしい草笛の様な音。

頭の中にある 遥か遠い夏が 音になった様な音です

祇園祭は、災害や疫病が続いた時代に 始められた お祭りです。

869年(貞観11年)朝廷は、全国の国の数を表す 66本の鉾を立てて、

悪霊を退散する願いを お祭りに 託しました。

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山鉾の 「鉾に立つ槍」 「山に立つ松」 には、疫病神が 吸い込まれると言われています。

祇園祭は、水害や疫病が発生した この時期に合わせて 行われています。

コンチキチンの音色は 鎮魂や祈りの音でもあるのでしょうね。

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『月鉾の きしみに 古都がよみがえり』         

『コンチキチン 電話しばらく 切らないで』 

                               ※ 新版川柳歳時記より

 コンチキチン コンチキチン・・・・・雨の中 祭り囃子が流れています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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