御室 『春の義理』
この春 京都に咲いた 桜のラストは 仁和寺に咲く御室桜です。
京福電鉄・御室駅から正面に 仁和寺の 仁王門が見えます。
仁王門を通って境内に入りました。
参道には 珍しい緑の桜も 咲いていました。
境内を 進んで行くと 『おむろ桜 落下さかん』との 立て看板が目に入りました。
落下さかん・・・・とは そんなに 散っているのかと 思いつつ 御室桜の
咲く所に入りました。
おおっ 素晴らしいです。満開から やや散り初めと言う感じでしたが
二百本の御室桜は 鮮やかに 咲いていました。
御室桜の特徴は 木の高さが 3メートル前後と低い事です。
花弁は大ぶりで厚く、通称、お多福桜と呼ばれて 来ました。
どの桜も 高さ3メートル前後にしか 成長せず、低い位置で花を咲かせます。
JR東海の『そうだ・・』仁和寺・春編では・・・・・・・・
『遅咲きのサクラです。見なければ「春の義理」が果たせない、と
京都の人は言うのです。』と 綴られています。
川端康成は 小説「古都」の中で 御室桜の事を「春の義理」と表現されていて
「ひと目見たら、春 への義理は済む」と 書かれてました。
味わいのある言葉ですね。
青空の下、桜の中に五重塔が見える風景は綺麗でした。
今 仁和寺には御室桜と共に 薄紫の『三つ葉つつじ』が 咲いています。
三つ葉ツツジは、鮮やかな色合いです。
桜の木の下には 無数の花びらが 雪の様に 見えました。
『落下さかん』。
美しい 散り桜の世界でした。
春の義理と言われた『御室桜』と 三つ葉つつじの 咲く 四月末、
日曜の仁和寺でした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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