40万人が訪れた超ド派手なニューイヤーカウントダウン花火大会
師走はどの国・街も忙しいと思いますが、香港もご他聞に漏れず慌しい月です。
1年の締めくくりである大晦日を香港人はどのように過ごすのでしょうか?
日本では家族と一緒に新年を迎える人が多いですが、こちらでは友人と過ごす人がたくさんいます。
この辺は欧米と同じかと思います。
香港は小さな街ですが、カウントダウン・イベントはあちらこちらで行われます。
最大のカウントダウンの場所は花火大会が開かれるビクトリアハーバーです。
毎年、何十万人という人が繰り出しますので、花火会場周辺はすし詰め状態になります。
ちなみに2012年は40万人でした。
クリスマス同様に香港随一の歓楽街、蘭桂坊(Lan Kwai Fong)も人、人、人...でした。
花火は日本とは違いわずか8分間です。
日本は1発、1発ゆっくりと楽しみますが、香港は違います。
いきなり連発といいますか、8分間に一気に集中して花火を打ち上げます。
「ハッピーニューイヤー」といった直後から花火が始まりいきなり8分間のクライマックスを迎えると考えてください。
花火は香港側にあるビルとビクトリアハーバーに浮かべられた打ち上げ用の施設の両方から打ち上げます。
高層ビルから花火は、日本ではあまりお目にかかれない打ち上げ方でしょう。
これにレーザー光線と音楽が組み合わさるので、ド派手もド派手。
10分にも満たないですが見る価値は十分あると思います。
新年を祝うという雰囲気が溢れます。事実、40万人が花火を楽しみました。
ありがたいことに、大晦日の地下鉄は24時間営業。終電の心配はまったくなし。
香港ではクリスマスイブなども終日運転をしています。
この辺のサービスは日本の公共交通機関にぜひ検討してもらいたいです。
世界でもトップクラスのサービスの良さを誇る日本がこれでは悲しいです。
"公共交通"という観点から考えれば自然と答えは出ると思うのですが...(タクシー業界が大反対でしょうけど)。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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