バリ人が大好きな番組「マハーバーラタ」
バリ島の大半を占めるはヒンドゥー教で、インドのヒンドゥー教とは若干違いがあるものの、
根っことなる歴史や物語を共有しています。世界史の授業でも習ったことがある
インドの二大叙事詩「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」のストーリーはバリ島の
芸能でもよく扱われる題材です。
最近テレビ放送されている「マハーバーラタ」はインドからの輸入番組だと思いますが、
大人も子供も夢中になって見ています。
ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァという5人兄弟が中心となる物語。
確かに有名な物語で、波瀾万丈なのですが・・・。その演出がいけません。
主人公の顔がアップになるも、表情が動かず、何度も使われるので興ざめ。
驚いた場面での、これ見よがしなバーンという効果音。
映像の見せ方が単調で、日本のカメラワークや構成を知っている自分にとっては
突っ込みどころが満載で、黙ってテレビを見ていられないほどなのです。
お国柄といえば、そうなのかもしれません。
インドネシアの番組で流されるドラマも似たような傾向があります。
何度も同じ顔でのアップ。
セリフによって無理矢理に状況を説明しています。
同じ構図が続き、間が持たないと言いますか・・・。
女性の厚化粧と大げさなまでの表情。
そして驚きの場面では登場人物一人一人の驚きの顔を順序よく
アップして見せていきます。それが何度も続くと、つい、もういいから...と思ってしまいます。
日本からいらしたお客様が見たら、これはこれで面白いのかもしれませんね。
言葉はわからずとも、テレビの演技の演出方法がこれほどまでに異なるのか、と
妙なところに関心してしまうかもしれません。
旅の醍醐味でしょうか?
情報提供 by スカスカ・バリ
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