郵便局の現状/届くだけまし!
何年暮らしていても、まだまだ油断出来ないインドネシア事情。
今日は郵便局について
まず見てください。この写真。郵便局の内部の仕分けの現場です。
これでよく荷物がなくならないと思いますよね。扱いも雑です。
![120918-2.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/bali/images/120918-2.jpg)
日本の家族から荷物を送ってもらいましたが、ずいぶんと届かないので
番号を確認した上で郵便局に直接出向きました。
荷物には巡り会ったのですが、なんか別な札が付いていて、下っ端の
現場の職員が「この荷物、17万ルピア別途かかるよ。」と言います。
「50ドル以上は税金がかかるんだよ。」
「そんなわけないでしょ?荷物の内容は使い古しだし、伝票に中身の
金額は40円って書いてあるじゃない。40円って5000ルピアでしょ?」
いや、俺じゃなくて、上司が書類をつけたんだよね・・・と歯切れが悪い返事。
ハハーーンと来ましたね。じゃ、交渉するからと言うとカスタマーサービスへと
案内をされました。
カスタマーサービスにいた男性3名。机に向かっていた男性に事情を
説明すると「いや、払うだけでいいから」はぁー?でも、払う根拠がないでしょ?
と食い下がって説明しました。
「ほら、食品は別にお金かかるし」「入ってません」
「重さに対する追加料金」「日本ですでに払っているでしょ?」
もう、言っている事がいい加減。
ようやく奥に座っている、ちょっと偉いオジサンが声をかけてきました。
「どうしましたか?」
かくかくしかじか・・・。「バヤール・アジャ、ブ!」やっぱり払うだけでいいからだって。
「絶対、いや!!!」もー、今日は絶対戦います。
でもね、怒るとダメなんです。こういう時は冗談を交えながら親しくなって
こちらに有利になるように空気を変えるべし。
幸い、そのおっちゃんの故郷が夫と同じと分かり、ここからは知っている限りの
バリ語も動員して、笑いもとりながら会話を進めます。
何度か、下っ端が「払っちゃいなよ。それともディスカウントしてあげようか?」
なんて言っても拒否。ワタシってもうインドネシア国籍なんだよねー。
長く暮らしているんだから、いろいろわかっているのよ、とアピール。
極めつけは田舎のバリ語の表現で「絶対、いや!」と言ったら、
笑っておっちゃんが無料にしてくれるサインをしてくれました。
40円を$40とわざと偽るなんて、やっぱり無理でしょ?
しかし、不正がわかっても、ずうずうしく押し通そうとするのが正規の職員ですよ?
訂正書類を持って荷物現場に戻り、ガッツポーズ。
荷物係の下っ端が驚き顔で「よく交渉したね〜。カワイイと得するね」だって。
カワイイ(チャンティック)と言われて嬉しいけど、そういう問題じゃないだろ!
ザ・インドネシアですよね。
いくら滞在が長くたって、慣れたって、やっぱり気を引き締めないと
油断ならないという話でした。
情報提供 by スカスカ・バリ
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