バリ人の結婚式
田舎のテジャクラというところで親戚の結婚式がありました。
バリの人は家庭を持って、子供を持てば一人前と言われて
いまして、家族単位での絆の強さは格別なものがあります。
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結婚の日取りは最も縁起が良い日が選ばれます。
日本のように安いから仏滅でもいっか!なんてことはあり得ません。
儀式に最適な日が選ばれると、まずは新郎側の家族がそろって
新婦側の家に出向いて、お嫁さんを迎えにいきます。
新婦側でも親戚一同が待機していて、形式的な挨拶と相互の
家族での嫁入りの話し合いがもたれます。宗教の長、村の長
慣習の長などが村から同席して、二人の結婚を認めます。
新婦は村から出て、新しいテジャクラ村に入ることになるので
村の台帳のようなものにサインをします。
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それが無事に終わると、新婦の家のサンガッ(家族お寺)で
新郎側と一緒に来たお坊さんに祈りを捧げてもらいます。
代々続く、ご先祖様に今からここを出ますと報告するという
意味なのだそうです。
この一連のことが終わるまで、朝8時に出発して午後の1時まで
かかりました。
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さて、無事にお嫁さんのお迎えが終わって、今度は新郎側の家に戻り
また結婚の儀式が始まります。最後はやはりサンガッ(家族お寺)で
今度は新しく家族が増えたことを報告です。
結婚式の儀式を行うためにはバリ人として必要な儀式をすべて
終えていなければなりません。生まれてからの三ヶ月、六ヶ月、
成人式(歯切り式)です。ワタシは日本人でしたので、まずは
ヒンドゥー経に入信して、それからもろもろの儀式も行わなければ
なりませんでした。しかもたった一日で!!!
なにがなんだかわからない状態での儀式は非常に辛かった記憶が
あります。しかも歯切り式ってシンボリックなものだから大丈夫と
聞いていたのに、かなり激しく歯を削られショック!
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結婚式が終わってやれやれですが、絶え間なくお祝いに訪れる
お客さんの相手もしなければなりません。お客さんは器にお米、
砂糖、お菓子などを入れて持ってきてくれます。
だいたい夜の9時くらいまでずっとお客様が絶えません。
お菓子を振る舞ったり、おしゃべりの相手をしたりで一日が
終わる頃にはへとへとになっています。
これがバリ人の通過儀式なんですよね!!
![artamu-5.jpg](/bali/images/artamu-5.jpg)
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