コペンハーゲンの年越し☆

公開日 : 2011年01月04日
最終更新 :
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皆さん、あけましておめでとうございます!!

コペンハーゲンの年越し。一言で表すと...「ヤバイ!!」です。

風情なんて全くなし。

あちこちからパン!パパン!と打ち上げ花火の音が鳴り響きます。

道にはたくさんの打ち上げ花火やロケット花火が仕掛けられていて、歩いていると、すぐ傍からパン!と花火が上がったり...

それは、もう。

気をつけて歩かないと、かなり危ないです。

日本の花火大会とは違って、いつどこから花火が飛んでくるかわからない。しかも、道にはもくもくと煙がたちこめており、視界が悪いうえに、火薬臭い。さらに、ビールを片手に飲みながら、花火を打ち上げたりする人もいて...

まさに一種の「カオス」です...!

デンマークの年越しは、恋人と過ごしたり、友達とパーティーをしたり、その過ごし方はさまざま。

それでも、みんなが楽しみにしているイベントが2つあります。

1つめは、大晦日18時、テレビで放映される女王マルグレーテ2世のスピーチ。

2つめは、年明けの打ち上げ花火。

デンマーク人は、この2つを見届けないと、年越しをした気になりません。

大晦日、18時が近づくと、みんなテレビの前に集合します。

そして、18時。女王マルグレーテ2世のスピーチが始まると、人びとは真剣に耳を傾けます。

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今年は女王マルグレーテ2世が70歳の誕生日を迎えたので、スピーチは誕生日祝いへの御礼から始まりました。そして、メッセージには、「経済の危機」が「モラルの危機」につながらないように注意しなさいという警告も...。自己中心的にならず、お互いに助け合いなさい。私たちがすでに持っている個人主義と協調の精神をうまくバランス良く使って、この危機を乗り越えましょう。また、他人が自分よりも秀でることを怖がらず、自分自身を磨きなさい。など...。

女王マルグレーテ2世のスピーチを毎年聞いているデンマークの皆さん、2010年のスピーチからは、どんなことを思ったのでしょう...?

年明けが近づくと...

テレビではカウントダウンが始まり、年明けと同時にニューイヤー・コンサートが放映されます!

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そして。街中に花火が打ち上がります!

この特別な雰囲気は、なんて言えばいいのでしょう...!?

360度、どこから花火が飛んでくるか、わかりません!

花火があがると、街の人びとも陽気になり、誰ともかまわず「Godt Nytår!!」=「良い新年を!」と新年の挨拶が飛び交います。飲んで騒いで、花火を打ち上げ...そんなお祭り騒ぎが1時頃まで続きます。

さて。この年越しの打ち上げ花火。「ケガとかしないの!?」って疑問に思いますよね?

そりゃ、もう。ご想像いただいているとおり...元旦のニュースでは、必ずと言っていいほど「花火での負傷者」が放送されます。今年の負傷者は約80名、また目に深刻なダメージを受けた人は約15名...。今年は風があったため、打ち上がる際に、火薬が倒れたり、ロケット花火の向きが変わったりして、ここ数年のなかで、もっとも負傷者が多い年になってしまったとか...。...ウーン!!

何はともあれ。

皆さん!新年、明けました!!!

2011年もコペンハーゲン特派員ブログ、どうぞ宜しくお願いします^^

そして、皆さんにとっても、2011年が充実した幸せな年となりますように☆

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