地球の歩き方 リヨン特派員さんがローマの休日を過ごされました！

夏のバカンスのシーズン到来ですね。

地元住民はこぞってバカンスへ旅立ち、ローマは町が空になる現象が始まりました。

取り残された気分にもなりますが、人がいつもより少ないのは快適です。筆者の周りでも、職場で他の人達との休暇取得日の調整もある為、7月上旬までにバカンスをとってしまった組と、これからだという8月の定番組に毎年分かれます。

また、6月下旬に2週間、8月下旬に2週間と夏の休暇を2回に分けてとる友人もいて、2回に分けるので、全く趣向の違う場所に行けばいいのに？と思うのですが、1回目にサルデーニャ島に海水浴に行ったと思ったら、2回目はコルシカ島（フランス領）ということで、よほど海が好きなんでしょうね～。

長期休暇を気兼ねなく（？）とるイタリア人が本当に羨ましいです。

日本人の場合、1ヶ月夏休みを貰っても仕事が気になってバカンス先でもおちおち休めない気もしますが、どうなのでしょうか・・・。

もちろんイタリア人でも自営業者などはバカンス先からも電話をしたりしていますが、イタリアの場合、この時期とにかく全てがストップしてしまい、自分だけが頑張っても仕事にならないのです。

ローマの場合、お役所も7～8月は死んでおり、それを見越して6月下旬に国関係の窓口に赴いたのですが、"この件の回答は、ドポ・ヴァカンツァ（Dopo vacanza バカンスの後）になるわね！" （＝9月の意味）って、どれだけやる気がないのでしょうか。

この国では、仕事は生活の中で重要なウェイトを占めていないのは火を見るよりも明らかなのですが、きっと日本とイタリアを足して2で割った様な感じが極端過ぎず、丁度良いですよね。

ところで今回、地球の歩き方　リヨン特派員の AKINOさんがプライベートでイタリア旅行をされるということでご連絡をいただき、今日は一緒にローマの休日を楽しみました。

フランス、リヨンからローマへの旅行の仕方やローマの観光情報などは、リヨン特派員さんも後日アップされるそうですので、どうぞお楽しみに！

↑　リヨン特派員さんとコロッセオの前の、地下鉄B線コロッセオ駅で待ち合わせです。この写真の奥に駅があります。リヨン特派員さんはとってもかわいい方でした。お米の様な色白のお肌が羨ましい、新潟県のご出身です。

↑　ローマではコロッセオの見学は必須です。

今日現在もコロッセオの北側壁面は修復工事中です。この写真でいうと、左側に足場が見える部分です。コロッセオの建設が開始されたのは72年なので、長い年月が経っており汚れない方がおかしいのですが、ここ数年は車の排気ガスで壁の表面が真っ黒でした。今回の清掃作業後はすっかりきれいになっています。これからローマを訪れる予定の方は、今が美しいコロッセオを撮影できるチャンスです。

↑　コロッセオの前にある、コンスタンティヌス帝の凱旋門 （Arco di Costantino）です。

315年に皇帝の勝利を記念して建てられました。世界遺産です。（といっても、ローマの歴史地区全体が世界遺産になっておりますが）世界の主な凱旋門という類のものは、ここから真似て造られています。（パリのエトワール凱旋門 Arc de triomphe de l'Étoile など）

↑　ローマ三越の正面にあるお店で昼食です。イタリアといえばピザです。これはナスと粉末のパルミジャーノチーズ（パルメザンチーズ）ののったピッツァ・パルミジャーナ（Pizza Parmigiana）です。ローマ三越は、地下鉄A線共和国広場駅（ピアッツァ・デッラ・レプブリカ駅）の真上にあります。書いてしまいますが、三越さんはトイレ（地下1階）がとてもきれいですのでご利用下さい。

↑　イタリアといえばデザートはティラミスですね～。ティラミスにもマスカルポーネチーズの存在が主なただただクリーミーなタイプや、クリーミー系ではないスポンジケーキタイプなど色々な種類があります。こちらのお店はスポンジケーキタイプです。

↑　ちなみにこれはクリーミータイプのティラミスです。ふわふわでとろけるような舌触りのティラミスです。（ティラミスのバリエーションの例ということで、別のお店です）

リヨン特派員さんからリヨンの町のこともたくさんお聞きしました。リヨンは紀元前1世紀以降、ローマの植民都市として栄えたので、ローマ帝国時代の建築物もいくつか残っているという共通点もあるのです。食べ物もおいしい古都のリヨン、いつか行ってみたいですね～！

↑　お店には海老とトマトクリームのリゾットもあります。お店の名前はラ・クチーナ・ナツィオナーレ（La Cucina Nazionale）。詳細はリヨン特派員さんがリポートされるかもしれませんので、ここではあまり詳しく書かないでおきますね！

↑　お客さんを乗せる観光馬車。コロッセオ前で待機中です。お馬さんにも帽子（？）があるのですね。

↑　こうしてリヨン特派員さんとの楽しい一日は終了しました。また遊びに来て下さいね～！

ところでイタリアでは2014年7月1日から国立の美術館、博物館、遺跡などの観光施設に関する省令が大きく変更されたので、観光がますます便利になりました。詳細は過去記事 2014年7月7日号 こちら　

特にローマは冬も暖かいですので、一年中遊べるといっても過言ではありません。

ローマ以南はアフリカだといわれる程、南国ムードいっぱいで、海が近いので暖かく雪も降らないのです。治安を心配される方もいらっしゃると思いますが、気をつけていれば大丈夫だと思います。詳細は過去記事 2013年7月28日号 こちら

不安な点などがあれば、阿部までお気軽にお問い合わせ下さい。