イタリア マンマの味、メカジキごろごろパスタ。(レシピあり)
昼頃、近くの奥さんが電話をかけてきて「好物のメカジキが手に入ったので、まだ食べていなければ昼ごはんに食べに来ない? 脂がのっててうまそうなピチピチだよ。パスタにしてあげようか。」 ということでしたので、早速行って来ました。 イタリアのマンマ(mamma / お母さん)が作る、普通の家庭の味です。
筆者が大好きなメカジキはイタリア語では Pesce spada ペッシェ スパーダといいます。Pesce ペッシェ は魚で、spada スパーダ は剣や刀の意味です。おそらく、魚の容姿から来たものでしょう。 漁師のメカジキの捕獲方法が面白く、それも含めてメカジキを大好きになったのですが、長くなってしまいますので、レシピのみをみなさんにご紹介したいと思います。(メカジキをもう少し深く知りたい方はこちら)
メカジキはシチリア島周辺にたくさんいるので、イタリアではメカジキの切り身を焼いたものも良く食べます。今回のパスタも典型的な地中海料理の一つと言え、1日目は切り身のグリルを食し、2日目はまた別の切り身を使って、パスタにしたりします。 今日のマンマからの伝言は、「メカジキのパスタの他にも、必ず野菜サラダと果物を食べて下さいね!」とのことでした。
メカジキがごろごろ入っていて食べごたえがありました。素材を良く活かしている感じがします。
食事中のアルコールは白ワインでお供しながら、パンと野菜サラダが2種類、その後デザートと果物、ナッツ類を食べ、よく冷やしたLimoncello(リモンチェッロ)というレモンから作った手作り食後酒を飲んで、最後にエスプレッソコーヒーで締めくくりました。
レシピ (だいたい3人分)
材料:
メカジキ 大きな切り身 1枚
にんにく (良くきざむ)
オリーブオイル(エクストラヴァージン) 少々
ケイパー(塩漬けのもので良く洗って使用) いくつか
唐辛子 少々
黒オリーブの実(Gaeta産のもの。なければ個性の強くないものなら良し)
アンチョビ(オイル漬けのもの) 1枚
ミニトマト(なくても可。洗って種を取り除いておく)いくつか
レモンの絞り汁 約1個分
生イタリアンパセリ(適当にきざむ) 少々
乾燥オレガノ(カラブリア州のものは最高に香り良し)少々
松の実 少々
塩(できれば精製してないもの)
パスタ(ソースがパスタの中に入って良くからまるように、スパゲッティなどの麺状のタイプのものより、写真のタイプのものが良し)
作り方:フライパンに油をひき、上記のイタリアンパセリ、メカジキ、パスタ以外の材料を入れて炒める。途中で、パスタの茹で汁を加えてさらに炒める。全ての材料に火が通ったら、ブロック状に切ったメカジキを加え炒める(炒め過ぎに注意)。仕上げにオリーブオイルを少々加えかき混ぜる。お皿に盛り付けたら、イタリアンパセリをパスタの上にちらす。
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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