New Orleans Jazz & Heritage Festival
4月24日から5月3日まで、二週間の週末にわたって、New Orleans Jazz & Heritage Festivalが行われました。
1970年からスタートしたこの大規模なジャズフェスティバルは、何十万人もの人が訪れ、この時期はマルディグラの時期と同じくらい、街がにぎわいます。
ニューオリンズの観光の中心地、フレンチクオーターから車で20分ほどの、City Parkという大きな公園の近くにある、競馬場で行われます。
14ものステージが組まれ、朝の11時から夜の7時ごろまで、一週目は金、土、日、二週目は木、金、土、日と、計7日間、さまざまな音楽が演奏されます。
先日ご紹介したフレンチクオータージャズフェスティバルと違い、こちらは有料。しかもちょっとお値段が張ります。前売り券が大人$45、当日券だと$60!各週末、とおしのVIP待遇チケットはなんと$500〜$1000程度もします!
地元の人は、前売りのグループ割引を使い、近所の人や知り合い、友人達と一緒に相談しながら購入するそうです。また、タダで入れる裏技も!それはボランティアとしてフェスティバル会場で働くこと。シフト時間以外は自由に音楽を楽しめるそうです。というのもこのフェスティバル、働いている人はすべてボランティア。非営利団体によって運営されていて、チケット代の収入はすべて街の活性化の為に使われるそうです。
今年の出演者の目玉は、Simon&Garfunkle、Anita Baker、George Clinton、Aretha Franklin、Van Morrison、The Neville Brothers、などなどで、多ジャンルに渡って出演します。
見逃せないのが地元ピアニストのDr. John、そしてジャズに詳しい方ならば、Joe Lovano、Terence Blanchard、Donald Harrison、Dee Dee Bridgewater、Nicholas Payton、Brian Blade、Marcus Miller、そして大御所Wayne Shorterが見所でした。
そして今年はStanley Clarkeのフィーチャーされて上原ひろみさんも登場しました。
ニューオリンズの音楽にドップリ浸りたい!ならばJazz&Heritage stageで繰り広げられる、ケイジャンやザイデコ、ディキシーランド音楽のライブもおすすめです。
毎日いろいろ趣向をこらした催し物もあり、マルディグラ・インディアンのパレードがあったりもします。
さて、私は夫君が1日目のトップバッターで、ジャズテントで演奏するので潜入してきました!
ミュージシャンに関しても入場チェックがとっても厳しく、出演者ひとりにつき、たったひとりだけしかゲストをつれて入れません。
ステージ脇のミュージシャン専用ゲートから入場しました。これがバックステージパス。
出番まで時間があったので、ちょこっとステージの周りを探索。夫君が演奏したのはジャズ・ステージというテント。
すぐとなりにブルーステントがあり、その周りには沢山のお土産物屋さんや、地元のアーティストさんの作品売り場がありました。初日の初舞台、ということでまだまだ人の出は悪かったけれど、テレビクルーがきていました。
お土産屋さんで気になった帽子が!音楽フェスティバルならではのカウボーイハット。
もちろん食事のできるテントや、簡易トイレ、そしてATMまでありました。
ふらふら歩いていると会場の地図が張り出してありました。よく見たら、私がいるジャズ・テント周辺は会場のほんの一部分!しかもはじっこでした。すべて回っていたら一日以上かかってしまいそうな会場の広さです。
ゲートを発見。
この日はお天気が下り坂だったので客足が心配でした。なんせテントはとっても広くて、客席も多く、ステージも大きいのです。ところが心配する必要などなかったかのように、客席はいっぱい!
この後も一日中楽しもうということか、みなさん片手に一日のスケジュールをプリントしたものを持っていました。
幸いお天気もなんとか持ちこたえ、夫君のステージは大盛況に終わりました。このあともたくさん素晴らしいミュージシャンがスケジュール表に名を連ねていたので、ゆっくり見たかったのですが、残念なことにすぐに会場を後にせねばならず、後ろ髪を引かれながら帰宅しました。
というわけで会場全体の詳細なレポートが出来ず申し訳ないのですが、来年は早めに目星をつけた日のチケットを購入して、ぜひゆっくり見て回りたいと思っています!
ちなみに会場へのアクセスですが、ちょっと行きにくいところにあるため、フレンチクオーター周辺のホテルからは有料のシャトルバスが出ています。Gray lineという観光バス会社が提供しているサービスで、チケットを持っている人のみ利用できます。往復で$17と値が張りますが、タクシーで行くよりは安くあがるでしょう。もっとお金を節約したい方はフレンチクオーターから赤い路面電車でニューオリンズ美術館、またはセメタリーまで行き(行き先が二つあるのです)、そこから歩いて15分程度です。路面電車(Street car)は片道$1.25ですので、だいぶ安くあがります。
今年は週末に雷雲が発生してお天気はいまいちでしたが、音楽の聞けるところはすべて屋根のあるテントなので、お天気が悪くても音楽はたのしめます。ちょうど四月の最終週と五月の第一週の週末が開催日程なので、来年のゴールデンウィークのご予定にぜひいかがでしょうか?
information(2010年度情報)
1st Weekend Single Day Tickets (April 23, 24 or 25)
前売り券(大人): $45 through April 22
(期間中任意の一日につき有効)
当日券: $60
小人券: $5 (当日券のみ発売)、2歳以上10歳以下。大人の同伴が必要。
2nd Weekend Single Day Tickets (April 29, 30, May 1, 2)
前売り券(大人): $45 through April 28
(期間中任意の一日につき有効)
当日券: $60
小人券: $5 (当日券のみ発売)、2歳以上10歳以下。大人の同伴が必要。
アクセス:フレンチクオーターのシェラトンから有料Gray line シャトル、
またはCanal st. Street car(赤い色の路面電車)を利用。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。