ラオス北端ポンサリー⑤プーファーの丘に登る
![プーファーの丘から雲たなびくポンサリー市街.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%98%E3%81%8B%E3%82%89%E9%9B%B2%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%B3%E3%81%8F%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC%E5%B8%82%E8%A1%97.jpg)
海抜1400メートルのポンサリーでは街から雲が湧き出ます。これを上空を飛ぶ鳥と同じ高さでながめられるのがプーファーの丘です。ラオス語のプーは山、ファーは空を意味します。
何とかは高いところに登りたがる、と申します。馬鹿で阿呆な私は水とお弁当の肉まんを持って、往復3時間のミニ登山をやってきました。
やっぱり見事な景色でした。
![ポンサリー プーシーホテルから街を見る.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC%20%E3%83%97%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A1%97%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8B.jpg)
登る前は街の高台にある「プーファー・ホテル」に行って市街の眺望を楽しめばいいか、と安直に考えていました。事実、ご覧の通り、ホテルのひろい庭から市内が全部見渡せました。
しかし湧き立つ雲は見えません。
![プーファーの丘へ続く階段.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%98%E3%81%B8%E7%B6%9A%E3%81%8F%E9%9A%8E%E6%AE%B5.jpg)
プーファー・ホテルの近くからプーファーの丘への階段が始まっています。階段を使って急坂を直登することも、緩やかに斜面を巻いている山道を登っていくこともできます。
登りをどちらにするか迷いましたが、階段を下るのは膝によくない、と判断して、登りに階段を、下りに山道をとることにしました。この判断は正しいと思いますが、登りの勾配はきつかったです。
![プーファーの丘、途中の踊り場の料金所.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%98%E3%80%81%E9%80%94%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%B8%8A%E3%82%8A%E5%A0%B4%E3%81%AE%E6%96%99%E9%87%91%E6%89%80.jpg)
階段は延々と続きます。途中50段に一度の割で踊り場がありました。一息入れてまた登ります。ちょうど中間地点あたりで、大きな公園に着きました。ここで入園料を払います。
説明看板には子どもいくら、おとないくら、などと書いてありましたが、その金額の模造紙幣が横に貼られていました。5千キープ(50円)とられました。
![プーファーの丘頂上近くの標識.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%98%E9%A0%82%E4%B8%8A%E8%BF%91%E3%81%8F%E3%81%AE%E6%A8%99%E8%AD%98.jpg)
ようやく頂上付近にたどり着きました。数えたところ優に2000段は超えていました。
鉄の標識が建てられていて、丘の向う側にさらに1時間ほど行けば、少数民族の暮らす部落や焼酎づくりの村があると書いてあります。
![ポンサリープーファーの丘のストゥーパ.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%98%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%91.jpg)
遂に登頂成功。頂上には高さ20メートルほどの小ぶりの仏塔がありました。
4月のラオスの新年正月などには、たくさんの人々でこの仏塔の周囲は埋め尽くされるのだそうです。
![ポンサリープーファーの丘からの眺め.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%98%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%9C%BA%E3%82%81.jpg)
高いところは気持ちがいいですね。遮るものがなく、遠くの山並みから湧き立つ雲を飽かず眺めながら、お弁当をほおばりました。
![プーファーの丘を下る砂利道.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/vientiane/images/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%98%E3%82%92%E4%B8%8B%E3%82%8B%E7%A0%82%E5%88%A9%E9%81%93.jpg)
下りの道は緩やかで、良く整備された山道を、散歩でもするように鳥の声をききながら、ゆっくりと下りました。
時々、劇場の開演を告げるときに鳴らされるベルのような音がしました。
ラオスのセミの合奏だったようです。
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