南仏プロヴァンスのノエル 聖ルチアの日

公開日 : 2012年12月13日
最終更新 :
筆者 : 堀 泰子

寒い日が続く12月。来年の豊作を祈って12月4日聖バルバラの日に種を撒いたら

次は聖ルチアの日に最初の冬の訪れを祝うのです。聖ルチアの日は12月13日。

ルチアは「光をもたらす者」という意味から眼の守護聖人となっています。

ナポリ民謡「サンタルチア」もあるように民衆に親しまれている聖人です。

この日はヒイラギとヤドリギを飾り、窓際に蝋燭や明かりを灯します。

ヒイラギは魔術よけとして飾っておきます。ヒイラギは強い宗教的な

意味があり、魔術に対抗する力をもつとされています。

ケルトの古い信仰によって神聖化されたヤドリギを摘み取り、

平和と好意の象徴としてノエル前に玄関や戸口の下につるしておきます。

そして、聖ルチアの日には窓ぎわに蝋燭や明かりを灯します。

冬の訪れは本格的な寒さの訪れであり、辛く厳しい寒さを恐れる心は

多くの迷信を生み出してきました。聖ルチアの日に、ヤドリギやヒイラギを飾り

窓ぎわに灯りをともすことは、冬の悪霊を祓いのける方法なのです。

12月に入って、なんだか風邪を引いたり、ついてないことが多くなったりと

身体や心が寒くなった人は聖ルチアの日にプロヴァンスのお祓いしてみませんか?

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