1月6日はガレット・デ・ロアで王様に

公開日 : 2012年01月07日
最終更新 :
筆者 : 堀 泰子

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

松の内も開けた本日、1月7日は日本では七草粥を食べますが、

フランスでは1月6日の公現節には家族でガレット・デ・ロア(王様のケーキ)を食べます。

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各地方で少しずつ異なりますが、最も一般的なものはアーモンドクリームが入ったパイ菓子。

このタイプは日本のお菓子屋さんでもこの季節見かけるようになりましたね。

南仏プロヴァンスの場合は輪のパンのような生地に果物の砂糖漬けがのったお菓子。

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中にフェーヴ(ソラマメの意)と呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っています。

元々フェーヴは本物のソラマメでしたが、1870年から陶製の人形が使われるようになり、

今はプラスチック製のフェーヴもあります。

このフェーヴが当たった人は王冠を被り、王様として祝福を受けます。

そして、そのラッキーな王様は幸運が1年間継続するといわれています。

名称のロワ(王たち)とは東方の三博士のことです。

この楽しい行事はだいたい1月一杯の間、家族や友人達の間で行われています。

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フランス人はこれを食べないと一年が始まらないという人も多いです。

私も毎年のように縁起かつぎでこのガレット・デ・ロアを食べてから

日本に一時帰国することが多いのです。

今年は年末から日本にいるので、ケーキの代わりに私は七草粥を食べて

無病息災を願いましょう。縁起も担いでフェーブ入りの七草粥?(笑)

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