ガネーシャ祭り【Ganesh Chatuethi 】
皆さんご存じの通りインドにはたくさんの神様がいるのですが、同じインド国内でも地方によって人気のある神様が
少し違ったりします。ここムンバイで人気のある神様といえば...
なんといってもガネーシャ!顔が象で、体が人間の形をしている商売・学問の神様です。
実は1カ月ほど前、ムンバイではこのガネーシャにちなんだお祭り【Ganesh Chatuethi】が盛大に行われました。
ヒンドゥ教の各家庭ではこのお祭りが始まる前に新しくガネーシャの像を買い、数日間家に置いてお供えをします。
そしてお祭りの期間中(特に最終日)にそのガネーシャの像をみんなで運び、海や湖に流すと
幸福が訪れると言われています。
お祭りの最終日(今年は9月11日でした)、人々がガネーシャを海に流す様子を見ようとジュフー(Juhu)ビーチに行ってみると...
ここのビーチは普段から多くのインド人で賑わっているのですが、この日は雨にも関わらず尋常じゃない人の多さでした!
そして浜辺には同じく数えきれない程のガネーシャが・・・。
中にはこのような、土で作られている「エコガネーシャ」も...。
毎年何万体というガネーシャが海に沈められていることを考えると、今後伝統的なお祭りも、このように
「自然と調和する形」に変化していくことが必要なのではないかと考えさせられました。
(環境に悪いから止める!じゃもったいないですもんね。)
このお祭りでは「ガンパティバッパー!」と1人が叫ぶと、それに応じて他の人達が「モーリヤ!」と叫びます。
(ガネーシャを讃える言葉だそうです)
ビーチの至る所で、この掛け声とお祭りでは恒例の「赤い粉」が飛び交っており、それはもう大変なことになっていました...。
(この赤い粉、お祭りの際は互いに掛け合うのが習慣のようで、服や顔面まで真っ赤な人がたくさん...。
私も掛けられそうになりましたが逃げました 笑)
浜辺でプージャ(お祈り)を行う人々。お祈りといってもあまり厳かな雰囲気ではなく、歌と手拍子を交えながらの
賑やかなものでした。
1人で持ち切れない大きなガネーシャは、日本の"お神輿"の様に大勢で担いで海まで運びます。
これが近くで見るとすごい迫力...!次から次へと巨大なガネーシャがアラビア海に流されていきます。
ムンバイ市内ではこのお祭りの期間中、海岸沿い、湖など多くの場所でガネーシャを流す様子が見られますが、
中でも規模が大きいのが南のチョウパティビーチとここジュフービーチです。
来年の【Ganesh Chatuethi】はまだまだ先ですが、「ムンバイの見所」としてこのお祭りはかなりお勧めなので
紹介させていただきました!
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