女性が主役のお祭り、Navratri Festival
先週、インドでは「ナヴラトリ(Navratri)」という名のお祭りが行われていました。
ナヴラトリというのは、サンスクリット語で「九つの夜」という意味で、
その名の通り、9日間にわたってヒンドゥー教の女神達に祈りを捧げるお祭りです。
このお祭り、インドの中でも特にコルカタを含む西ベンガル州が一番の賑わいを見せるそうなのですが、
ここムンバイでもナヴラトリの期間中、女性達は大忙し!
なにせナヴラトリは「女性による、女性のためのお祭り」だからです。
女神ドゥルガーに祈りを捧げる女性たち
ここはムンバイのMahim地区にある「Shitaladevi Temple」。
お寺の規模としては小さいのですが、ここは古くから女神を祀っているお寺として、
特にナヴラトリの期間中は女性達で大賑わいのお寺です。
神様へのお供えものを売るのも、もちろん女性。
お花、ココナッツやクルミ、デーツ?などの実、布などが1セットになって売られています。
せっかくなので、私もインド人に混ざってお参りさせてもらいました!
ちなみに女性がお参りをしている間、手持ちぶさたな男性陣は何をしているかというと...
なんとお寺の中に「体スキャン」コーナーが...!^^;
女性は家族の健康を願い、男性は文明の力を借りて健康チェック!ということでしょうか...。
なんとも不思議な光景でした(笑)
続いて、ムンバイの中でも規模、知名度共に最大級のお寺、「Mahalaxmi Temple」へ。
ここはその名の通り、富と幸運の女神である「ラクシュミ」を祀る寺院であり、
一年中多くの参拝客で賑わっています。
ちなみにここに祀られているのはラクシュミですが、ここムンバイではナヴラトリ=戦いの神ドゥルガーを
崇めるお祭りのようで、お寺や街中には特設の「ドゥルガーテント」が出現します。
(同じインドでも、地域によって祈る対象、儀式などが少し異なるようです)
マハラクシュミ寺院の参道に設けられたドゥルガーの像。
なお、ラクシュミが祀られている本堂は残念ながら撮影禁止でした...。本堂の外はこのような感じです。
並んでいる最中も祈ることができるよう?祭壇の様子が常にテレビ画面に映し出されていました...。
こうしてテレビに写されると「ありがたみ」が半減してしまう気がするのは私が日本人だからでしょうか...。
これもインドならではという感じで面白いですね^^
実は私も今回初めてこのお寺に参拝したのですが、参道にはお供えものやお菓子、神様に関するグッツなどの
店がびっしりと並んでおり、そこを歩くだけでもかなり楽しめました!
もしムンバイ旅行を計画されている方がいらっしゃいましたら、観光ルートに加えてみてはいかがでしょうか?
Mahalakshmi Temple : Breach Candy, Mumbai, Maharashtra
※人が多い場所ですので、くれぐれもスリには気をつけてくださいね。
ちなみにこのお祭り、9日間の期間中、全ての夜に「ガルバー」というスティックを
使った踊りをすることでも有名です。私の家の近所でも特設のドゥルガーテントと
ガルバー会場が作られ、地元の若者達で連夜盛り上がっていました。
(小さな会場だった為か、残念ながらスティックは使っていませんでしたが...。)
このナヴラトリは西ベンガル州が一番有名...と書きましたが、では「インドの中でも
ムンバイが一番盛り上げるお祭り」とは何でしょうか?
それはなんと、日本でも「夢を叶えるゾウ」で有名な"あの神様"が主役のお祭り
なんです!次回はそちらの様子をお伝えします☆
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。