ナポリとサンフランシスコをつなぐプロジェクト
2013年、「アメリカにおけるイタリアの年」とヴェルディ生誕200周年を祝って、ナポリとサンフランシスコをつなぐイベントが行われます。題してUnite The Two Bays。
10月にはサンカルロ歌劇場がサンフランシスコに引越し公演としてヴェルディのレクイエムを演奏しに行きます。メンバーに選ばれるかどうか、実はかなりドキドキです。
そのイベントの一環で、フィレンツェから車で一時間強のルッカという、作曲家プッチーニ生誕の街にあるサンフランシスコ教会にヴェルディのレクイエムを歌いに行ってきました。指揮はニコラ・ルイゾッティ。
ルッカにはイタリアに留学を開始して間もない頃、コンクールを受けに行ったことがあります。四方を壁に囲まれたとても特徴のあるかわいい街で、プッチーニの影響を受けて音楽に溢れています。
トスカーナ地方は盆地なのでナポリよりさらに蒸し暑く感じました。イタリアは日本のように各地方によって文化や食べ物、訛り、性格や特色などが全く違うので、イタリア全土でいろんな顔を見ることができます。
私たちは電車とバスの団体移動だったのですが、ナポリターニ(ナポリの人の複数形)はどこに行ってもナポリターニで、呆れるやら笑えるやらの珍道中でした。
教会でのレクイエムは、響きがあまりにもいいのと荘厳な雰囲気とで、恍惚なほどに美しい瞬間がありました。
サンフランシスコにお住まいの方、是非10月の引越し公演に足を運ばれてみてください。
そしてあさっては南イタリア、ラヴェッロでのワーグナーガラコンサートです。ラヴェッロはアマルフィを見下ろす小高い丘にある避暑地で、ワーグナーが愛した街でもあります。夏の音楽祭は海を見渡す野外でのコンサート。ほぼ毎日イベントが行われているので、アマルフィ付近にご旅行をお考えの方は是非ラヴェッロ観光と音楽祭もスケジュールに入れてみては?
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