【ハンピの旅②】~バーダーミ(Badami)~
【バーダーミ(Badami)】
バーダーミは、玄奘三蔵が訪れたこともあり「大唐西域記」にも当時の様子が記されているという小さな町。その町の見所の1つ石窟寺院に群に行ってみた。
ここは、アジャンタ石窟寺院を見たことがある人ならそのミニチュア版に見えるかもしれない。
アジャンタの石窟寺院を全て回るのは相当なエネルギーが必要だがここはそうでもない。
バーダーミの石窟寺院は、6?8世紀に20年ずつかけて4つの寺院が作られた。
アジャンタ石窟寺院と同時期に作られたと言われ、花崗岩を彫って作られた南インドのヒンズー窟としては最古のもの。
4つの石窟寺院は階段の下から順に作られ、第1窟にはシバ神が祀られ、第2窟にビシュヌ神が祀られている。第3窟は、石柱が特徴の石窟で当時のままの状態で残っている。
また、天井画にも注目してほしい。
第4窟は、ジャイナ教寺院となっている。
ここから見渡せる5世紀に造られた貯水池「アガスティアティルタ池」も美しい。
【パッタダカル(Pattadakal)】
バーダーミから東へ21km。1987年に世界遺産に登録されたパッタダカル寺院群。
1992年頃から外国人観光客も徐々に増え始めた。
その1つパッタダカルの寺院群を訪れた。
かつては、寺院のパーツが地面に崩れ落ち転がっていたただの岩が転がっていた状態だったが、今ではほぼ完璧な状態にまで復元されている。
パッタダカルの寺院群は、囲いの中にあって庭の手入れも行き渡り中はゴミ1つないクリーンな状態。ここは、22のシバ寺院から成り立ち、近郊の岩山から花崗岩を運び積み上げて作られた。
中は、大きく分けて北インドスタイルと南インドスタイルの寺院に分かれている。
簡単に言うと、屋根の形が丸みを帯びているのは北インドスタイル。
屋根の形が三角になっているのは南インドスタイル。
寺院の中は外観同様、細かい彫刻が施されている。
「パッタダカル寺院群」
入場料 外国人Rs250 インド人Rs10
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