家が完成した時の儀式ムラスパス

公開日 : 2016年09月19日
最終更新 :

夫の田舎、テジャクラ村で親戚の家が完成した時に行う

melaspas (ムラスパス)という儀式の手伝いに行ってきました。

と言ってもワタシは役立たずですので、もっぱら写真を撮る係です。

家はまだ全てが完成したわけではありません。床にタイルもはっておらず、

窓枠にもガラスがはめられていません。でも、この状態でも住めるので

儀式を執り行うことにしたみたいです。

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大きな儀式で欠かせないのがバビグリン、豚の丸焼きです。

文字通り、丸ごと一頭のブタ・・・。

生きているブタの首の動脈を大きなナイフで一気に刺して血を抜くのは

誰もができる作業ではありません。体が大きくて屈強な男性の仕事です。

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丸太で刺されたブタが野焼きされるところ・・・

燃料となるのは、枯れ木やココナッツの殻などです。

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約3時間くらい、根気よく丸太を回しながら、焼き上げます。

重労働なので、若くて元気な男性の仕事。

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年配の男衆がひたすら大量の調味料を刻んでいます。

男性はご飯を炊く係、揚げ物の係、サテ焼く係など、

女性たちは来客の給仕をする係、お供えを作る係、とにかく山ほどの仕事を

誰が仕切るわけでもなく、分配して着々と終えて行きます。

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生血を混ぜ込むラワールを作っているところ、塩とか調味料の加減が

結構難しいらしいです。

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大量のサテをひたすら焼き続けています。

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お供えを作り終わった女性たちが、出来上がった料理を分配しています。

手伝ってくれた人、近所に配るのだそうです。

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お供えの準備も出来たようです。

後はバビグリンが焼き上がるのを待つだけ・・・

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外側の皮がこんがりと飴色になってきました。

もうすぐ出来上がりそうです。

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朝まだ暗い自分から始まる儀式の準備。

バリ人の儀式への情熱というか、真摯な取り組みは真似できませんね・・・。

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