市場裏にある「はるえ食堂」へ、絶品おにぎりを食べに行こう
青森駅から徒歩3分。のっけ丼で有名な青森魚菜センターのなかを通り、裏手の入口を出ると、細~い路地があります。
その路地には、昔からある総菜屋さんが今でも軒を連ねています。
ブルーシートを木枠にかぶせたような、屋台形式のお店たちが数軒。
その昔、駅前にはこのようなお店がたくさん並んでいて、たくさんの人たちでにぎわっていたそうです。
かつてあったお店は、現在は駅前にある「フェスティバルシティアウガ」の地下や、アウガ横の道沿いに移転してしまったり、お店をたたんでしまったりしているそうです。
横山商店(通称 はるえ食堂)は、昔も今も変わらぬ場所でお店を出している数少ないお店。
優しげなおばあちゃん(はるえさん)が、あたたかく出迎えてくれました。
お店の中では、作り置きしたお惣菜がトレイに入れて並べられています。また、お鍋に入れられたおでんが炭火にかけられ、湯気が立っています。
このお店の焼きおにぎりは、地元の間でちょっとした有名です。
炊飯器にご飯が残っていれば作ってもらえるし、なければ終了。
たどり着くには、運も必要かも...。
この日はまだご飯がかろうじて残っていたようで、すぐに取り掛かってくれました。(炭火で焼くので、30分ほど待ちました)
ちょっと周辺をぶらぶらしてからお店へ戻ると、ビジュアルからして何とも美味しそうなおにぎりが、網の上にごろりごろり。
小さいおにぎりは、オマケだそうです(笑)
お惣菜にあった紅鮭の身を丁寧にほぐして、混ぜごはんにしたものを、握って、黒ごまがまぶしてありました。
アルミホイルに包んでくれて、その場でいただきます。
炭火で軽く焼いてあるだけで、ゴマの香ばしさが格段に違います。
比較的大きなおにぎりで、食べごたえも十分。
寒い中、火を囲んでおばあちゃんとおしゃべりしながら食べるから、余計に美味しく感じるのかもしれません。
おでんのこんにゃくは、サービスでいただきました(^^)
おでんにはもちろん、しょうがみそ付きです!
やっぱり青森県民のおでんはみそがないと(笑)
横山商店のお惣菜は、魚菜センターで働く人たちの昼ごはんになったりすることもあるそうです。
お惣菜に使用するお魚やお野菜は、魚菜センターから購入します。
持ちつ持たれつで、楽しく長くお店を続けられているのです。
こういった「おふくろの味」に気軽に立ち寄ることができる場所は、青森でも貴重。
強くたくましく、長く続けてほしいと願わずにはいられません。
近年、共働きが増えたことで、デパ地下のデリやお惣菜、コンビニで温めるだけのお惣菜がどんどん売り上げを伸ばしているそうです。
コンビニもいいけど、あたたかい人のぬくもりが伝わるような市場のお惣菜もとても魅力的ですよね。
昔ながらの味付けで、誰もがほっこりする美味しさ。最高です!
ぜひ、一度お試しくださいね。
info
横山商店(通称 はるえ食堂)
青森市古川1-12-4
早朝~夕方
焼きおにぎり 1個180円
取材・撮影協力
本田 梢/我満 直紀
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