オペラ清教徒の引っ越し公演が行われたピアチェンツァ歌劇場とレッジョ・エミリア歌劇場
皆さん、こんにちは!
さて、今回はモデナ歌劇場よりベッリーニ作曲、オペラ清教徒に出演させていただきましたが、ピアチェンツァ歌劇場、レッジョ・エミリア歌劇場でも同じく公演が行われましたので、引っ越し公演の様子を書きたいと思います。
モデナからピアチェンツァやレッジョ・エミリアまでは、各自列車か車で移動するものばかりと思っていましたが、モデナ歌劇場のマネージャーが歌劇場前から専用バスでそれぞれの歌劇場まで連れて行ってくれるということでしたので、私はそのバスに乗って現地入りしました。
ピアチェンツァ歌劇場へはミラノに住んでいたころに、友人と一緒にオペラを聞きに行ったことがありましたので、どういった劇場なのかは知っていましたが、今回は一観客としてではなく、仕事のために行きましたので、劇場内部に入るのは初めてでどんな作りなのか正直興味がありました。
モデナ歌劇場よりは小振りで、アーテイストの楽屋も古かったのですが、私はこの何とも言えない古さがとても気に入りました。
合唱団のマエストロはとても真面目でそれでいて、声をすぐに荒げるような短気ではなく淡々と仕事をしていくタイプの人でした。
もちろん、オペラ本番の一時間前には全員サロンに集まり一通りおさらいのため毎回練習!
以前の歌劇場ではありえなかったので流石モデナ歌劇場は一味違うなあと感心しました。
歌劇場のメンバーはほかの歌劇場と掛け持ちをしている人が多く、皆遥々モデナから近くても1時間から2時間かけて車か列車通勤で稽古に来ていました。
皆苦労しながらそれでも大好きな舞台に立って歌える喜びには代えられず、夜遅くまで熱心に仕事をしました。
レッジョ・エミリア歌劇場は知り合いの人から<とても豪華で素敵な劇場ですよ!>と聞いていて、わくわくしながら初めて歌劇場に入ってみましたが、想像以上の歌劇場でした。モデナ歌劇場よりは少し大きかったのですが、内部はやはりかなり古く、楽屋もあまりなくてソプラノは皆一緒にいるという感じでした。
今までエミリア・ロマーナ州はあまり詳しくなかったので、今回の仕事で一気に好感度大になり、近い将来ここに住むのもいいなあと思いました。
流石モデナ!なんとフェラリーの専用バスがお出迎え!
思わず座席内も写真をパシャ!
ピアチェンツァ歌劇場到着
ピアチェンツァ歌劇場用清教徒のチラシ
こちらがレッジョ・エミリア歌劇場!わおおお!と思わず息をのんでしまいました!
清教徒のポスター
清教徒レッジョ・エミリア歌劇場用チラシ
舞台からみた歌劇場!本当に素敵でした!
これは清教徒オペラの一シーンより
(モデナ歌劇場画像から借用)
いかがでしたでしょうか?イタリアで生まれたオペラ!一度本場の歌劇場へ足を運んでみませんか?
全く興味のない人でも、きっと人間としての視野が広がると思いますよ!
ケイコ
筆者
イタリア特派員
ピッパ
イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。
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