ラーメンでもうどんでもちゃんぽんでもない、「たろめん」を大町町で食べよう。
こんにちは、イワハシです!
以前に佐賀のB級グルメ「シシリアンライス」を紹介しましたが、佐賀県にはまだまだその地域だけで食べられているB級グルメがあるんです。
今回はその中の1つ、佐賀県の大町町で食べられている麺、「たろめん」を紹介します!
大町町のB級グルメ「たろめん」
大町町という佐賀県の小さい町でのみ親しまれている「たろめん」。この麺は正直どのジャンルに属する麺料理なのかよくわかりません。
スープはしょうがの効いた牛骨スープでラーメンのような味わいを感じます。ですが、この麺をご覧ください。
実は、この麺は「うどん麺」なんです。そして上に乗っている具を見てみると...
たっぷりの野菜にエビなどの海鮮、まるで「ちゃんぽん」のような具ですよね。
こんなラーメン、うどん、ちゃんぽんのいいとこ取りをしたような唯一無二の麺料理が「たろめん」なのです。このたろめんの由来がちょっと面白いのでエピソードを紹介します。
たろめんが生まれたきっかけのはとあるうどん好きの「太郎さん」という方でした。手打ちうどんが大好きな太郎さんはいつも野菜を取ってきてはうどんに入れて食べていました。
そんな太郎さん、うどん好きが高じてスープの開発を始め、ある時うどんのスープを中華風にしようと思い、なんと中国に渡りスープを完成させました。
そうしてつくられた料理は「太郎麺」と呼ばれるようになり、そこから「たろめん」という名前が生まれたのです。
このたろめんですが、実は時代の移り変わりで一度は廃れてしまった食文化でした。元々は炭鉱町だった大町町、炭鉱で働く炭鉱作業員に愛されていた料理でした。
ですが、時代が進むに連れたろめんを提供する料理屋が閉店し、平成12年に最後の店が閉店してたろめんを食べられる店がなくなりました。
ですが、「あの味をもう一度復活させたい」という人々の思いによって再び復活し大町の歴史が詰まったB級グルメとなりました。
現在は大町町のにある9つの店舗で食べることが出来るほか、インスタント麺の開発も行われています。ちなみに今回は大町町の食堂「家族庵」さんで頂きました。
もし興味がある方はぜひ大町町にたろめんを食べに来てくださいね!
食べられるお店は大町たろめん公式サイトをチェック!
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