ソルト・フィールドへ・・・広大な塩田を見に行こう!
カンポットの名物といえば・・・カンポットペッパーですが、
もう一つ、とても有名なものがあるんです。
それが、塩!
カンポットは、カンボジアでも屈指の塩の生産地なんです。
街の南部にはたくさんの塩田が広がっており、毎年1月から4月にかけて塩の収穫が行われます。
今日は、この「スラエ・オンバル(塩の村)」、通称ソルト・フィールドを訪ねてみます。
場所は、街の中心部から約3km、自転車で10分くらい。国道33号線を東へ進むと、広大な塩田が見えてきます。
ここで生産される塩「カンポット・ソルト」は、海水を引き上げて蒸発させる、昔ながらの天日製法によるもの。
現在、世界における食塩の多くは、「イオン交換法」という化学製法で作られています。
一度に大量の塩を精製できるためとても効率的なのですが、精製の過程で、海水に含まれるカリウムやカルシウムなどの栄養分が失われてしまうのです。
その点、この塩田で作られた塩は、天日製法により、海水の栄養分をそのままぎゅっと凝縮!栄養分を失うことなく結晶化されているのです。
↑視界いっぱいに広がる塩田。1月になると、塩田近くのバンガローに住みながら収穫を行うとのこと。
収穫を行う人々は、オフシーズン(5月〜12月)は漁業で生計を立てているそうです。
↑塩田の近くにはインフォメーションセンターが設置されており、塩をつくる過程や、収穫のための道具などを見学できます。
↑私が訪問した時は、粗塩(塩田から収穫したばかりの塩)からゴミや土を取り除く作業が行われていました。
↑今回は収穫の時期を過ぎてしまっていたため、収穫の様子は見られませんでしたが、職員のアイラケナさんから詳しく話を聞くことができました。
この塩田では三種類の塩が作られており、その中でも最も人気なのが「フルール・ド・ソル(塩の花)」と呼ばれるもの。非常に風味豊かなため、高カンポットのレストランや屋台で売られる淡水魚の塩焼きにもこの塩がよく使われているようです。
↑センター内ではお土産にカンポットソルトを購入可。一袋2ドルと大変リーズナブル!
私は「フルール・ド・ソル」を購入しました。野菜炒めの味付けなどに使っています。カンポットペッパーと組み合わせるとさらに風味豊かに!
収穫シーズンは1月-4月のみですが、インフォメーションセンターやお土産屋はシーズン外でも営業しています。
一面に広がる塩田は一見の価値あり!コショウ農園と合わせ見学してみるのもいいかもしれません。
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