あの歌で有名な港町スカボロー!「カフェ55」はお勧めです
北ヨークシャー州にある海辺の街、スカボロー。その街の名前で「スカボロー・フェア」という歌を連想する人は多いことでしょう。中世からのイギリス伝承民謡ですが、特にサイモン&ガーファンクル版が有名。「パセリ、セージ、ローズマリー、&ターイム・・・」という掛け合いの歌詞がなんとも不思議な、あの歌です♪
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古い伝承民謡だから色んなバージョンや解釈がある中、亡くなった騎士の死霊に「スカボローの市へ行くなら恋人に伝えて欲しい事がある」と言い寄られた旅人が、霊に取りつかれないよう「くわばらくわばら」的に厄除けとして「パセリ、セージ・・・」とハーブ(薬草)の名を唱えたっていう説があります。
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フェアーというのは、市(マーケット)のこと。歌の背景となる中世のころは8月から9月にかけて45日間ほど、大規模な交易市が催されていました。そんな歴史がある街並みでは、中世の面影をところどころに残しています。
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私も以前から行ってみたかった海辺の街スカボローへ、娘&孫といっしょに行ってきました。
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私にとっては初めてのスカボロー観光が目的ですが、1歳8か月の孫にとっては波打ち際でパシャパシャ遊ぶのがメイン。笑 1時間ほど寄せては引く波に合わせて、海辺を走り回りましたよ!
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そのうちお腹が空いてきたのでランチ。海岸沿いにも色んなお店が並んでますが、娘のおススメは商店街の一角にあるこのお店。何故ならば海岸沿いのお店ほど混んでいないのに、高台にあって見晴らし良好だから。
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ね、良い眺めでしょう?私たちは窓際のテーブルに座ったので、先ほどまで遊んでいた海岸(とカモメw)がよく見えました。
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2017年にはイギリスでパイの味を競う賞で、ステーキのエール(ビールの一種)煮込みのパイと、チキンとポロネギとベーコンのパイで銅賞になった!と黒板に書かれています。でも海辺に来たからには、やっぱり私は魚の気分。
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そこでイギリス名物、フィッシュ&チップス。このお店では地元で捕れた新鮮な魚を使っているのも自慢で、確かに美味しい魚(タラ)でした!
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付け合わせのチップス(ポテトフライ)も、マシーピーズ(日本のうぐいす豆に似た食感・でも甘くない)も、ボリュームたっぷり。チップスには「サーソンズ」というブランドのモルト酢と、塩をかけて食べるのがイギリス流です。
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ちなみに「サーソンズ」は1794年創業。225年の歴史を誇る老舗ブランドですが、2012年からは日本企業傘下。これもイギリス旅行のトリビアとして憶えておくと面白いかも!?
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ハイチェアーや幼児用の食器も揃っていてチャイルド・フレンドリーなのは、幼児連れには有難いポイント。
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私たちはお昼どきだったのでランチしましたが、コーヒーなど飲み物だけの利用もOKです。
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名曲に歌われたスカボローに、一度いらしてみて下さいね!
カフェ55(Cafe55)
住所:49-55 Eastborough, Scarborough, Yorkshire YO11 1NH
Tel:01723 365 921
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筆者
イギリス特派員
小野雅子
在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!
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