世界遺産の町ラウマの旅(1)〜フィンランド西海岸ロードトリップ
先日、ロードトリップで、フィンランド西部の海岸沿いの町を旅してきました。
ポリジャズフェスティバルの記事はすでにご紹介しましたが、その旅の続き、世界遺産の町ラウマ(RAUMA)について数回に分けてご紹介したいと思います。
ラウマは、ヘルシンキから北西へ車で3時間(250km)ほど走った西部に位置し、カラフルな古い木造家屋が立ち並ぶラウマ旧市街は、世界遺産(文化遺産)に登録されており、ボビンレースの産業で有名な田舎町です。フィンランドで3番目に古い町です。
マーケット広場にある可愛いカフェ・レストランサリ(Sali)
まるで昔にタイムスリップしたかのように全てが可愛い町並みで、少しポルヴォー(Porvoo)にも似ています。
路地に入るとカラフルな木造建築が続き、ついつい足を踏み入れたくなります。
聖十字架教会。フィンランドの田舎の教会はどこもだいたい似たような作りですが、内部はとても立派
教会の隣には小川が流れており、時が止まったかのように平和な時間が流れています・・・
小川沿いをのんびり散策すると、立派な林檎の木!こぼれ落ちそうなほどたくさんの実がなっていました。収穫は来月頃です。
赤スグリ(punaviinimarja)の実もたくさんなっていましたが、食べ頃はもう少し先。赤色に加え、白、黒もあり、フィンランドの田舎の家に行くと庭で栽培されている定番のベリーです。酸っぱいので、ジャムなどにして食べられていますが、ビタミンが豊富でスーパーフードです。
航海士の家をそのまま展示しているキルスティ(Kirsti) というミュージアム。ラウマに来たらここは絶対訪れたい場所です。家具やインテリアがとても素敵で当時の生活が垣間見れます。
旧市役所は、現在ミュージアムとして使われており、こちらもオススメの場所です。1階はボビンレースの展示。繊細で綺麗なレースは一つ一つ手仕事で作られた作品。
職人さんが実際に作っているところを見学できます。ずっと見ていられるほど素晴らしい手さばき・・・私の質問にも手を止めることなく笑顔で答えてくれました。
素晴らしい作品の数々、見応えたっぷり。隣のミュージアムショップではレースの購入も可能です。
可愛いショップやカフェなどが立ち並びます。1日あれば十分歩いてまわれるサイズ。
ラウマのの給水塔。頂上はレストランになっており、旧市街を見渡しながら食事ができます。
世界遺産の町ラウマのご紹介はまた次回に続きます。
参照:Visit Rauma
All Photos & Text: Yuko Räsänen
筆者
フィンランド特派員
ラサネン優子
2015年よりヘルシンキ在住のライター・コーディネーター。ヘルシンキのトレンド・レストラン・デザイン情報など、フィンランドの魅力をたっぷりとお届けいたします。
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