【下田市】自然が作り出した神秘の光景【田牛海水浴場】
みなさん、こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。
ここ数日で、夏の暑さもだいぶ和らぎ、日に日に秋へと移り変わっているのを感じます。
さて先日、きれいな海水浴場が多い都道府県ランキングなる記事を目にしたのですが
静岡県が1位を獲得したという事に加えて、その海水浴場の数の多さにも驚かされました。
そこで夏の最後に、そんな水質ランクAAを獲得した海水浴場の内の1つを、ご紹介。
場所は、伊豆半島の南端。下田市にある、田牛(とうじ)海水浴場です。
![pic_M1.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/fuji/assets_c/2019/08/pic_M1-thumb-730x487-469976.jpg)
アクセスは東名沼津インターより、ひたすら南へ向かう事、およそ2時間。
ビーチの長さは、410m。下田の海水浴場の中で、最も南に位置しており
町からも離れているせいか、比較的に利用者も少なめの穴場との事です。
自分が、この海水浴場に来たのは、なにも泳ぐためではありません。
海水浴場の、すぐ隣りにある龍宮窟。ここへ1度、訪れたかったのです。
![pic_M2.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/fuji/assets_c/2019/08/pic_M2-thumb-730x548-469982.jpg)
自然がつくった神秘の洞窟として、伊豆半島ジオパークにも認定されている、この場所。
洞窟の周囲は竜宮公園として整備され、車20台を停めることのできる駐車場もあります。
公園の駐車場は基本的に無料ですが、夏季に限っては有料(1,500円)となり、
また海水浴客も利用するため混み合うので、オフシーズンに訪れるのがオススメ。
駐車場の間から、龍宮窟の内部へと降りていける、入口がありました。
![pic_M3.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/fuji/assets_c/2019/08/pic_M3-thumb-730x548-469978.jpg)
龍宮窟は海水の侵食によってできた海食洞で、内部が2つに別れている事から、二穴とも呼ばれるようです。
鳥居をくぐって階段を進むと、すぐに開けた洞窟内へと到着。
![pic_M4.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/fuji/assets_c/2019/08/pic_M4-thumb-730x548-469981.jpg)
周囲を、ぐるっと岩壁に囲まれ、その南側に、波が流れ込んでくる穴が空いています。
天井は風化によって失われ、空から光が差し込んでくるので、洞窟と言えど開放的です。
この独特の景色は、ドラマや、ミュージックビデオのロケ地としても使われているため
実際に訪れたことは無くとも、なにかで目にした事のある人は多いのではないでしょうか?
さらに、そんな開けた天井の穴の上から、洞窟内を見下ろすことができる
ハートビュースポットと呼ばれるポイントが、園内に設けられています。
こちらが、そのハートビュースポットから眺めた、龍宮窟の内部。
![pic_M5.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/fuji/assets_c/2019/08/pic_M5-thumb-730x548-469979.jpg)
2つに別れた洞窟が、まるでハートのような形に見えるため、カップルにも人気のスポットです。
龍宮窟の外に広がる海も、さすがの透明度。
![pic_M6.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/fuji/assets_c/2019/08/pic_M6-thumb-730x548-469980.jpg)
水平線の上に見える島は、静岡県最南端の無人島、神子元島(みこもとしま)。
日本に存在する世界灯台100選の5基の内の1つ、神子元島灯台がある島です。
ハートビュースポットの遊歩道から戻った後は、田牛サンドスキー場の方も見に行きましょう。
田牛海水浴場から、龍宮窟を挟んで反対側に位置するのが、この田牛サンドスキー場。
滑るには、ソリを持ち込むか、近くの民宿でレンタルしましょう。(ダンボールは禁止です)
![pic_M7.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/fuji/assets_c/2019/08/pic_M7-thumb-730x292-469977.jpg)
海からの強風によって巻き上げられた砂が、30度の安息角で積み上がってできた天然の砂堆。
昔は石丁場として岩山から石を切り出していたそうで、今でも所々に、その名残りがあります。
また、夏季には、ハマユウという白い彼岸花も咲くそうです。
ちなみに、このビーチの裏にも、もう1つのサンドスキー場がありますが、そちらは
BEACH SIDE HOUSE WAVEという、ペンションに宿泊した人専用のビーチとなります。
宿泊料金も5千円からと、かなりお安いので、泊りがけで、ゆったり訪れても良さそうです。
BEACH SIDE HOUSE WAVE HP:https://izu-wave.com/
住所:静岡県下田市田牛692 TEL:0558-23-6666 ※15歳以下のお子様は利用できません。
海水浴以外にも、様々な魅力に満ち溢れた、田牛海水浴場。
下田に訪れる際には、ぜひ抑えておきたい場所の一つです。
サンドスキー場 HP:https://izugeopark.org/geosites/toji/
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