【新型コロナウイルス】ロックダウン解除マップ|地方別に色分け(緑・赤・オレンジ)が発表されました。
ロックダウン解除マップ
フランスメディア、BFMTVによりますと、フランス現地時間2020年4月30日、オリビエ・ヴェラン連帯保健大臣から、ロックダウン解除マップともいえる、フランス全国色分けマップ、「フランス新型コロナウイルスマップ」が発表されました。5月11日以降のロックダウン解除度合の決め手となる、地方別、色分けされたフランス地図。今回は初回ですが、最終的な色分け地図は5月7日までに確定します。
緑・赤・オレンジで色別したマップ
一見、天気予報かと思うような色別された地図は、先日、仏フィリップ首相が言及していた「地方毎」「段階的に」、ロックダウンを解除していくための判断基準となり、また決め手となります。色別は「赤」「オレンジ」「緑」という3レベル別に、また「地方ごと」よりさらに細かく「地域圏別」に分類されています。4月30日時点では、赤色が35県。フランスの4分の1を占め、該当は、イル・ド・フランス地方(L'Ile-de-France)からグランテスト(Grand-Est)地方に至ります。
2項目で各度合(%)ごとに色分け
色分けは、①新型コロナウイルス循環、②ICU(集中治療室のベッド)利用の2つの項目について、各%の度合い毎に色分けしています。色分けの基準は以下の通り。
①新型コロナウイルス感染循環は、救急で病院搬送された全患者数の内
新型コロナウイルス患者数の割合(%)で3色に分類
★ 患者数率6%未満の地方:緑色
★ 患者数率6%から10%未満の地方:オレンジ色
★ 患者数率10%以上の地方:赤色
②ICU(集中治療室のベッド)利用は、ICU集中治療室の全ベッド数に対してのICUベッド利用率割合(%)で3色に分類
★ICU利用率60%未満の地方:緑色
★ICU利用率80%未満の地方:オレンジ色
★ICU利用率80%以上の地方:赤色
この2項目の地図については、フランス連帯・保健省の公式ウェブサイト、で確認できます。Twitterもあり。
フランス連帯・保健省の公式ウェブサイトでは、3種類のマップが掲載されており、先述の2項目①②を合わせた地図が、仏連帯・保健省公式ウェブサイトの1番目に紹介の地図「Carte de synthèse des 2 critères」に該当します。同ウェブサイト内、2番目に掲載の「Carte de circulation active du virus」地図が、項目①新型コロナウイルス感染循環率に該当。3番目掲載の地図「Carte de tension hospitalière sur les capacités en réanimation」が記事内の②ICU利用率に該当します。
以上、4月30日に発表されたロックダウン解除マップともいえる、フランス全国色分けマップ、「フランス新型コロナウイルスマップ」。5月11日まであと10日ですが、発信される情報を見守りつつ、まだ油断はできませんが、皆さま、どうぞお元気でお過ごしください。季節は、コクリコの花が咲く季節になりました。
筆者
フランス特派員
リリィ
フランス在住14年目。仏文簿記の国家取得を目指し学習中。
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