「森のマイスター」という名前の草で香りづけ
義母宅には、毎年「森のマイスター」といわれる草が春先に現れます。
ドイツ語ではWaldmeister/ワルドマイスター、つまり森のマイスター。
天然では森の淵の方に生えるのですが、ドイツでは普通にお花屋さんで買うこともできます。
日本語では、クルマバソウという名前で検索してください。ウイキペディアによると南千島や北海道、本州に分布している、となっています。
そして、私はドイツに移住する前には知りませんでしたが、なんとわが出身地である鳥取県の大山(だいせん)にも生息しているようです。
![ACIMG_8042.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/regensburg/assets_c/2020/05/ACIMG_8042-thumb-730xauto-510170.jpg)
さて、その草が一体どうなのよ?という本題に入っていきましょう。
これを白ワインやシャンパンに漬け込んで、マイボウレ(Maibowle)、特にこの場合は、クルマバソウボウレ(Waldmaisterbowle)と呼ばれる飲み物を作ります。
![C41D53874-8EA3-49A4-8254-77728217B310.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/regensburg/assets_c/2020/05/C41D53874-8EA3-49A4-8254-77728217B310-thumb-730xauto-510175.jpg)
↑これは手にとってみた状態
これを室温で放置して1、2日おくとしんなりとします。
![CIMG_8093.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/regensburg/assets_c/2020/05/CIMG_8093-thumb-730xauto-510174.jpg)
こうなったら、もう捨ててしまいたくなるところですが、そうではないんです。この時点で、さらに香りが強く引き立っているはずです。
今日は、15歳の娘が、主人と私のために、このクルマバソウボウレという飲み物を作ってくれました(本日の写真もすべて娘に委託しました)。
![CA5275262-F363-430A-8F23-EB17A1DE34A0.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/regensburg/assets_c/2020/05/CA5275262-F363-430A-8F23-EB17A1DE34A0-thumb-730xauto-510173.jpg)
そして、特別にアルコールなしの飲み物として、りんごジュースを使ったバージョンも。
![CDSC01225.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/regensburg/assets_c/2020/05/CDSC01225-thumb-730xauto-510172.jpg)
ちなみにドイツでは、このクルマバソウのシロップが売られていますし、クルマバソウ味のアイスクリームなども、この季節よく見かけます。5月がこのクルマバソウの季節です。チャンスがあれば、ぜひ挑戦してみてください。
(注: わが家の庭に植えてあったクルマバソウは、鶏の餌食となりました。涙)
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